更新日: 2024.08.14 その他暮らし
レンタカーで旅行中、子どもが車内にお茶をこぼしてしまったら償費用はかかりますか?
そこで今回は、レンタカーの弁償費用について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
レンタカーにお茶をこぼしてしまった場合は弁償費用がかかる?
通常、お茶がこぼれた程度の汚れでは、弁償費用がかからないケースが多いようです。車に乗るうえでの一般的な汚れは心配ないといえるでしょう。ただし、汚れがひどくシミや臭いがついてしまい、次に利用する人に貸せない状態の場合は、清掃料金に該当する弁償費用を請求される可能性があります。
また、清掃が必要となりレンタカーが稼働できない状態になると、代償費用とは別に営業補償として一定の金額を請求される可能性があります。これを「ノンオペレーションチャージ(NOC)」といいます。NOCは、以下で詳しく解説します。
ノンオペレーションチャージ(NOC)
ノンオペレーションチャージ(NOC)とは、事故や盗難、故障、汚損などで、レンタカーを稼働できない状態にした場合に営業補償として支払う費用を指します。
NOCの一般的な金額は、自走できる状態で予定の店舗に返却された場合は2万円、自走できない状態で予定の店舗に返却されない場合は5万円となっています。さらに、自走できたとしても予定の店舗に返却されない場合も5万円の支払いが必要になる場合が一般的でしょう。
NOCは、事故を起こした場合の修理費や、車内をひどく汚した場合の清掃費とは別に支払う必要があります。レンタカーの契約時に説明を受けますが、契約前に必ず確認しておきましょう。
子どもがレンタカーでお茶をこぼしてしまった場合の対処法
子どもがレンタカーにお茶をこぼしてしまった場合、弁償費用はかからない可能性が高いです。しかし、汚れがひどくシミや臭いが発生する場合は弁償費用を支払う可能性があるため、被害が大きくなる前に処置をしなくてはなりません。
子どもがお茶をこぼした場合は、シートに浸透する前に乾いたタオルで拭き取りましょう。続いて、水でぬらしたタオルで何度もシートをたたきます。このとき、タオルに汚れが移るため、タオルの面を変えながら行いましょう。
以上の処置を行ってもきれいにならない場合は、自己流の掃除は控えて、返却時にレンタカー会社に伝えます。黙っていると隠蔽(いんぺい)を疑われるため、正直に伝えるようにしましょう。
レンタカーで弁償費用がかかる可能性がある事例
レンタカーで弁償費用がかかる可能性がある事例は、以下の通りです。
・事故による対物修理(免責額5万円)
・事故による車両の修理(免責額5万円)
・タイヤのパンク
・ホイールキャップの不失や損傷
基本的に、車に傷がついたり、事故を起こして相手の車や住宅などを壊したりした場合は弁償費用が発生します。ただし、契約時に含まれる保険により、対物・車両に関しては自己負担金5万円のみの請求となります。
また、レンタカーの契約時に任意で追加の保険に加入することで、事故を起こした際の免責額やNOC、タイヤのパンクなどが補償されます。保険料は1日1000円〜2000円程度が一般的です。追加の保険に加入することで、万が一の事故に備えて安心して利用できます。
車内にお茶をこぼした程度なら弁償費用がかからない可能性が高い
レンタカーの弁償費用について解説しました。子どもがお茶をこぼした程度の汚れでは、弁償費用を請求される可能性が低いです。ただし、車内を汚してしまった場合は、適切な処置を行い、レンタカー会社に報告しましょう。
また、レンタカーを安心して利用するのであれば、任意の保険に加入することがおすすめです。1日2000円程度で加入できるので、安心・安全にレンタカーを利用するために、任意保険の加入を検討しましょう。
出典
トヨタレンタリース滋賀 レンタカーQ&A
トヨタレンタカー 保険・補償制度
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー