更新日: 2024.08.19 その他暮らし
暑い日が続くので、いつも「ゼロカロリーコーラ」で水分補給しています。カロリーもないし健康に影響ありませんよね?
今回は、ゼロカロリー飲料のひとつであるコーラを例にして、ゼロカロリーの意味や健康面への影響について解説します。夏場の水分補給におすすめの飲料もご紹介しているため、参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
ゼロカロリーコーラとは?
ゼロカロリーコーラとは、その名の通り0カロリーで糖質量も0グラムのコーラです。
厚生労働省のe-ヘルスネットによると、ゼロカロリーやノンカロリーという表示は「100グラムまたは100ミリリットル当たりのエネルギー量が5キロカロリー未満」のときに使用できます。そのためゼロカロリーコーラがまったくカロリーがないとは言い切れない可能性があります。
また、ゼロカロリーコーラでもしっかり甘さを感じられるのは「アセスルファムカリウム」や「スクラロース」などの人工甘味料を使用しているためです。これらの人工甘味料は砂糖の数百倍甘いといわれており、少量でも十分な甘さを得られるようになっています。
ゼロカロリーコーラは健康面では問題ない?
ゼロカロリーコーラに含まれる人工甘味料は、摂取し過ぎると健康に影響を及ぼす可能性があります。独立行政法人農畜産業振興機構によると、世界保健機関(WHO)が公表した「人工甘味料の使用に関するガイドライン」では、減量や健康を理由に非糖質系甘味料を摂取することは推奨されていないということです。
人工甘味料を取り過ぎると、以下のような影響が出る可能性があるといわれています。
●ホルモンに影響を与える
●味覚が鈍くなる
●依存性がある
人工甘味料を過剰に摂取するとその味に慣れてしまい、甘みを感じる味覚が鈍くなってしまう可能性があります。そうなるとさらに甘みを欲してしまい、食べ物に砂糖を追加したり、ついつい食べ過ぎたりしてしまう原因にもつながってしまうでしょう。甘いものを欲してしまう依存症に近い状態にもなりかねないため、注意が必要です。
暑い日の水分補給に向いている飲料
ゼロカロリー飲料以外で暑い夏の日の水分補給に向いている飲料は、水やお茶です。どちらもカロリーがほぼゼロのため、カロリーの過剰摂取をあまり気にせず飲めます。特に、麦茶には汗をかくと失われるミネラルが多く含まれており、熱中症予防にも向いているでしょう。
500ミリリットルのゼロカロリーコーラは1本100円程度で購入できます。仮に毎日飲むとすると1ヶ月で3000円程度のお金がかかります。
一方で麦茶は1本100円以下で購入できるものもあり、わずかではありますが飲料代などの節約にもつながるかもしれません。麦茶の場合は水出しのティーバッグでまとめ売りされているケースもあるため、それをマイボトルなどで持ち歩けばさらに節約効果は高まるでしょう。
毎回ゼロカロリーコーラを飲むのではなく、たまには水や麦茶にすると、節約しながら健康に配慮できるかもしれません。
ゼロカロリーコーラを飲み過ぎると健康に影響が出るリスクもあるため、適量におさえた方がよい
ゼロカロリーコーラにはアセスルファムカリウムやスクラロースを始めとする人工甘味料が使用されています。WHOでは人工甘味料に関する健康への影響について言及されており、「健康のため」という理由で摂取することは推奨されていません。最悪の場合、味覚の鈍化や依存症のリスクもともないます。
また、ゼロカロリーコーラだけでなく、暑い夏場はミネラルが豊富な麦茶などもおすすめです。毎回ゼロカロリーコーラではなく、たまには水や麦茶にするなどして健康に配慮しながらバランスを考慮して飲むようにしましょう。
出典
独立行政法人 農畜産業振興機構 人工甘味料の使用に関するWHOガイドラインについて考える
厚生労働省 e-ヘルスネット 嗜好飲料(アルコール飲料を除く)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー