更新日: 2024.08.21 その他暮らし
【実録】車をポールに擦ってしまった! 見積もり「約26万円→約2万円」で済んだ方法とは? 修理費用が安く済んだ理由を解説
本記事では、不注意により車を擦ってしまった筆者がディーラーに出された3種類の見積もりと、修理費用を安く済ませた方法について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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後部ドアと車体下部に大きな傷
筆者はもともと車の運転が得意ではなく、疲れて運転した日に車体に大きな傷を作ってしまいました。
自損事故で、場所は自宅アパートの駐車場内です。駐車場に入るとき、入り口のポールに車体の左側を擦ってしまいました。乗っていた車はトヨタのエスクァイアで、傷の大きさは横20cm×縦40cmほど、傷の場所は左側後部ドアと、クォーターパネルと呼ばれる車体下部です。
一部塗装がめくれあがっているところがあり、修理代がとてもかかりそうに見えます。警察の検証の結果、ポールには損傷がなく、車の修理だけすれば良いということになりました。
ディーラーに出された3種類の見積書
筆者は傷の修理を求めてディーラーに駆け込み、見積書を2種類出してもらいました。概要は以下のとおりです。
(1)26万632円
【内訳】スライドドア取り換え、クォーターパネル修理、塗装など
(2)19万9012円
【内訳】スライドドア脱着、クォーターパネル修理、塗装など
(3)2万2000円
【内訳】コンパウンド磨き
3つ目の1番安い見積もりは、見積書ではなく口頭でもらいました。というのも、(1)(2)の金額を見せられ決心がつかずに無言でいたら、「試しにコンパウンドで磨いてみましょうか? 結構きれいになるかもしれません」と提案してくれたのです。
コンパウンドで磨くといっても誰でもできるものではなく、専門スタッフでないとできないとのことで、専門スタッフに依頼する必要があり、予約を取って後日改めて車を2時間ほど預けることにしました。
修理後に仕上がりを見ましたが、素人目には塗装と区別がつかないくらいの出来栄えでした。完全に直ったとはいえず白くなっている箇所もありますが、遠目に見れば分かりません。一部、クォーターパネルの完全に塗装が剥がれてしまっている部分を2cm程度だけ塗装してもらいました。
結果、当初の見積書にあった約26万円ではなく、約2万円というお手頃価格で大きな傷を直すことができ、約24万円も出費を抑えられたのです。
保険代が約13万円も浮いた
修理費用が安く済んで、もう1つ良かったことは、任意保険を使わずに済んだことです。修理代を任意保険から出すことはできますが、その後は年間の保険料が上がることになります。
筆者が使っている保険会社の場合、任意保険で修理をすると修理代は0円になりますが、その後3年間は保険料が値上がりします。もし任意保険を使用していたら、筆者の場合は3年間で約13万円保険料を多く支払う計算になりました。つまり修理代が13万円以内なら、保険を使わず自費で直すほうがお得ということです。
細かい傷も、子どもが石で削った傷も「磨き」で直った
ほかにも筆者はコンパウンドによる「磨き作業」によって助けられた経験があります。
それは、日常で知らず知らずのうちに付いてしまった細かい傷です。新車納品してから最初の定期点検の際にディーラーに相談したら、「サービスで磨いておきます」とコンパウンドで磨いてくれました。無料で磨いてもらえたのはそれきりだったので、新車の間だけの特権だったかもしれません。
お金をかけなくても、意外と何とかなる
これらの経験から分かったことは、下手に外部の板金塗装屋に持ち込むよりも、まずは購入元のディーラーに相談するのが良いということです。また、完璧に直そうと思わなければ意外と何とかなる、ということ。
高額な見積もりが出てきても「もっと安く済ませることはできませんか」と相談すれば手段はあるのだと知れたことは、大変良い経験になりました。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー