更新日: 2024.08.21 その他暮らし
中古店での買い取り価格が「ほぼ無料」でも買い取ってもらった方がいい?古い冷蔵庫と電子レンジの処分を検討しています。
そこで今回は買い替えなどの際に古い家電をタダ同然でも中古店に買い取ってもらった方がいいのか、それとも処分した方がいいのかを考えてみました。家電の処分費用についても解説しますので、古い家電の取り扱いについて検討している方はぜひ最後までお読みください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
まだ使える家電の買い取り価格がタダ同然! それでも買い取ってもらった方がいいのか?
不要になった家電の買い取り価格がタダ同然であっても、まだ使えるものを処分することに抵抗を感じる場合は、中古店に買い取りをしてもらった方がいいかもしれません。タダ同然の買い取り価格であっても、まだ使える家電であれば中古店を通して家電を必要とする人の手に渡り、家電としての役割を果たすことができるためです。
また、中古店に買い取ってもらわずに処分をする場合は、家電リサイクル法にのっとってメーカーや家電の種類によって決められた費用を支払う必要があります。
家電を処分するのにかかる費用
家電製品の処分には費用がかかります。冷蔵庫やテレビなどの家電リサイクル法の対象品目は、自治体やリサイクル業者を通じて適切に処理しなければなりません。リサイクルにかかる金額の目安は次の通りです。
・エアコン:1000円程度
・冷蔵庫:3740円~4730円程度
・洗濯機:2530円程度
・テレビ:1320円~2970円程度
処分費用は地域や業者によって異なりますので、自分たちの住む地域の処分方法や料金を確認しておきましょう。
家電の買い取り価格が安い理由
一般的に家電製品の中古買い取りは、家電の耐用年数内であるものが対象と考えられているようです。耐用年数とは、建物や機械などの固定資産を計算する際に必要な年数であり、国により定められています。
国税庁によると、テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機などの電化製品の耐用年数はおおよそ5年前後としています。購入から一定期間を経過した家電はそろそろ寿命を迎えると考えられるため、買い取ってもらえたとしても安い金額か、買い取ってもらえない可能性があるというわけです。
また、汚れや使用感がある、故障しているなどの場合は、耐用年数内の比較的新しい家電であっても買い取りしてもらえないか、買い取りしてもらえてもほぼタダ同然の金額であるケースも考えられます。
家電製品の買い替え時の目安
前章で見た耐用年数はあくまで目安であり、実際に家電が何年使えるかは家電の使い方や状況によって異なります。
内閣府が公表している「令和6年3月消費動向調査結果」によると、買い替え前の家電の平均使用年数は次の通りです。
・ルームエアコン:14.1年
・電気冷蔵庫:14.0年
・電気洗濯機:10.9年
・カラーテレビ:10.7年
4品目全てにおいて「故障」を理由に買い替えをした人が最も多い結果となっています。毎日使う冷蔵庫や洗濯機などの家電であっても、平均して10年以上使う人が多いようです。
家電の処分には費用がかかることもあるため、まだ使える家電は中古店に買い取ってもらおう
不要な家電を処分するのには所定の費用がかかるケースがあります。そのため、まだ使える家電であれば、安い金額だとしても中古店に買い取ってもらうことを検討してもいいでしょう。
そもそも中古店の買い取りは家電の耐用年数である5年を目安としているようです。しかし、実際には家電の買い替え前の平均使用年数は10年を超えるものも多く、耐用年数の目安である5年以内に故障するケースは少ないと考えられます。
地域や業者により費用は異なりますが、リサイクル法対象である冷蔵庫や洗濯機を処分する際に所定の費用がかかりますので、あらかじめお住まいの地域の処分方法や金額を確認しておきましょう。
出典
国税庁 主な減価償却資産の耐用年数表
内閣府経済社会総合研究所 景気統計部 消費動向調査 令和6年3月実施調査結果(9ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー