更新日: 2024.08.24 その他暮らし

夏休みに家族で実家に帰省しましたが新幹線の料金だけで「10万円以上」。かなり痛い出費です。安く帰る方法はありますか?

夏休みに家族で実家に帰省しましたが新幹線の料金だけで「10万円以上」。かなり痛い出費です。安く帰る方法はありますか?
夏休みに実家に帰省するとき、なるべく交通費を節約したいと考える人は多いでしょう。子どもを含めた大家族で帰省する場合、交通費がかさむためより費用を抑えたいと考えるものです。しかし、夏休みは新幹線や特急列車を利用する人も増えるため、料金が思った以上に高くなった方もいるでしょう。
 
本記事では、新幹線のチケット代が繁忙期に高くなるのかを紹介するとともに、新幹線代を安く済ませるポイントを紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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新幹線は繁忙期に料金が高くなる

新幹線や特急列車などの指定席特急料金は、時期によって変動します。最も混雑して需要の高まる最繁忙期は通常料金プラス400円、繁忙期はプラス200円です。
 
一方、閑散期は通常料金からマイナス200円とお得になります。繁忙期はチケット代が高くなるだけではなく、混雑が予想されチケットが取りにくくなる可能性もあります。新幹線や特急列車の最繁忙期は、GWやお盆、年末年始などの連休です。お盆に実家へ帰省する際は、早い時期から予約しておくか、時期をずらすことをおすすめします。
 

新幹線代を安くする方法

ここでは、新幹線のチケットを安く入手する方法を紹介します。繁忙期であるかないかにかかわらず、交通費を節約したいと考えている人は多いでしょう。複数の方法を把握し、そのときに利用できる方法で、お得にチケットを購入することをおすすめします。
 

ネットでチケットを購入する

近年は、ネットでチケット予約ができ、お得な価格で購入できます。ただし、各新幹線に用意されている主な割引サービスには、繁忙時期(GW、お盆、年末年始)には設定除外日があり、利用できない場合があるために注意が必要です。各新幹線に用意されている主な割引サービスは以下の通りです。

●東海道/山陽新幹線:EX早特21ワイド、ぷらっとこだま、スーパー早特きっぷ
●九州新幹線:ネットきっぷ、ネット早特
●東北/北海道/北陸新幹線:トクだ値

「EX早特21ワイド」は、1ヶ月前~21日前までの予約で通常料金よりも約13~28%安くなります。また、JR東海ツアーズからは「ぷらっとこだま」と呼ばれるプランが提供されており、東京~新大阪であれば約24%安くなります。
 
「スーパー早特きっぷ」は、山陽新幹線で利用できる割引サービスです。1ヶ月前〜2週間前までの予約により大阪エリア~九州エリア間のチケット代が約26~27%安くなります。
 
ネットきっぷは九州新幹線で利用できる割引サービスで、「九州ネットきっぷ」は約4~10%、「かもめネットきっぷ」は約30%安くなります。どちらも当日予約で適用される割引サービスです。
 
また、7日前までの予約で割引率約27%とさらにお得になる「九州ネット早特7」や、3日前までの予約により西九州新幹線を席数限定で約40%安くなる「かもめネット早特3」などもあります。
 
東北/北海道/北陸新幹線をお得に利用するなら、えきねっとの「トクだ値」がおすすめです。「えきねっとトクだ値」では、前日までの予約で約5~10%割引、「お先にトクだ値」では、14日前までの予約で約25~30%割引になります。
 

株主優待券を利用する

新幹線のチケット代を節約するためには、株主優待券の利用も一つの手段です。JR東日本・JR東海・JR西日本・JR九州の4社は上場しているため、株主優待券を使用すれば割引料金にて新幹線に乗車可能です。
 
株主優待券は、株主にならなくても入手する方法があります。金券ショップではさまざまな株主優待券が販売されており、新幹線の優待券もショップによっては販売されています。
 
繁忙期にも利用できるため、夏休みや年末年始などの帰省時にも便利です。必ず目当ての株主優待券があるとは限りませんが、近くにショップがある場合は、こまめにチェックしておきましょう。
 

繁忙期からずらすと新幹線代が節約できる

新幹線のチケット代は、GWやお盆、年末年始などの繁忙期に高くなります。現在、ネット予約が普及し、チケットをお得に購入できる方法が複数あります。利用する新幹線にあわせて、どのような割引サービスがあるのかを事前に把握しておくと、帰省や旅行の際に交通費を節約できるでしょう。
 

出典

JR東海 お盆期間の指定席特急料金のご案内
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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