更新日: 2024.08.26 その他暮らし
事故を目撃!車が衝突して「ガードレール」が変形していました。ガードレールの修理代は「運転手」が払うのでしょうか?
そこで今回は、自損事故でガードレールにぶつかってしまった場合の対応や、修理代は誰が負担するのかについて調べてみました。自動車保険適用の有無についてもご紹介しますので、参考にしてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
車をぶつけてガードレールが変形したら報告が必要! 違反点数は加算される?
運転を誤って事故を起こしてしまうリスクは誰にでもあります。例えば、ガードレールにぶつかってしまい、けが人はいないもののガードレールが変形してしまった場合、人的被害がなくてもそのまま立ち去るわけにはいきません。
国土交通省関東地方整備局では、ガードレールを壊すなど道路附属物を損傷した場合の対応について、以下のように述べています。
「ガードレールなどを壊してしまったら、損傷させた原因者の負担により、復旧していただくことになります。警察への連絡とともに最寄りの出張所まで連絡してください。」
事故を起こしてしまった際は、すぐに運転をやめて車を安全な場所へ移動させ、事故の状況を確認する必要があります。
警察に連絡をしますが、一般社団法人日本自動車連盟(JAF)によれば、人的被害がなければ物損事故として処理され、行政処分上では事故扱いにならないため、違反点数が加算されることはありません。なお、変形したガードレールの修理代は運転手が負担することになります。
ガードレールの修理代はいくらくらい?
ガードレールを壊してしまった場合は、運転手が弁償することになりますが、修理代はいくらくらいになるのか知りたい方もいるでしょう。
例えば、路側用・構造物用ガードレールの価格目安は、1メートルあたり8350円~1万5000円ほど、分離帯用ガードレールは1メートルあたり1万5200円~2万5800円ほどであるといわれています。
ただし、ガードレールの長さは2.33メートルや4.33メートルであること、1メートルあたりの価格は、標準塗装色仕上げで平均の一連の長さが直線20メートル以上の場合に適用されるため、実際はもう少し高くなることが考えられます。
ガードレール代のほかにも、壊れたガードレールの撤去費用、新しいガードレールの取り付け費用、材料運搬費などが必要です。また、修理を行う際は、誘導員を配置する必要も生じるため、総額は10万円を超えることも考えられます。
ガードレールの修理で自動車保険は適用される?
一般社団法人日本自動車連盟(JAF)によると、物損事故の場合、被害の大小にかかわらず、自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)は適用されません。自賠責保険は、他人の生命または身体を害したときに損害を賠償するものだからです。
物損事故の場合は、任意保険の対物賠償保険で補償することになります。また、自分の車の修理費用については、車両保険に加入している場合にカバーされる可能性があります。任意保険に未加入の場合は、全額実費負担となるため注意が必要です。
車をぶつけてガードレールを壊したら運転手の負担で復旧が必要!
運転を誤ってガードレールにぶつかった場合、修理代は運転手が負担することになります。人的被害がないからといって、安心してそのまま立ち去ってはなりません。事故が起きたら速やかに車を安全な場所へ移動させ、事故の状況を確認して二次被害を防止するとともに、警察および損害を与えた物件の所有者への連絡が必要です。
ガードレールの弁償では、自賠責保険は適用されません。任意保険の対物賠償保険から補償を受けることになります。物損事故のリスクはすべての運転手にあるため、自分が加入している自動車保険も見直すとよいでしょう。
出典
国土交通省関東地方整備局 申請・届出 道路附属物を損傷したら
一般社団法人日本自動車連盟(JAF)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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