更新日: 2024.08.26 その他暮らし
最近スーパーで「セルフレジ」が増えていますが、お店的にお得なのですか? お客側に“メリット”はあるのでしょうか?
レジ打ちの作業を顧客に委ねることで、店側はそれにかかる人件費を削減できるというメリットがあります。しかし、買い物の代金が変わらないのであれば、顧客にとってはメリットがあるのでしょうか。セルフレジと有人レジのどちらがお得なのか、検証してみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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セルフレジとは
セルフレジには、「フルセルフレジ」と「セミセルフレジ」の2種類があります。
フルセルフレジは顧客自身が商品のスキャンから支払いまで行うタイプで、セミセルフレジは商品スキャンを店員が行い、顧客は支払いだけを行います。
一方、有人レジは以前からあるもので、スキャンや支払いをすべて店員が行うものです。
セルフレジのメリット
セルフレジにはどんなメリットがあるのか、顧客の立場、小売店側の立場、それぞれで考えてみます。
顧客にとってのメリット
セルフレジが導入されていると、顧客はレジ待ち時間が短縮され、よりスムーズにスピーディーに買い物することができます。また、自分の買い物商品を自分でスキャンし、店員が介在しないため、購入内容を他人に知られる心配がありません。さらに、店員とのやりとりや金銭の受け渡しがないため、感染症対策にもなると考えられるでしょう。
小売店にとってのメリット
小売店にとっても、セルフレジの導入は多くのメリットがあります。
レジ打ち作業のために従業員を配置する必要がないため、人件費の削減につながります。同時に、従業員はほかの業務に集中することで、店舗運営業務の効率化が可能となるでしょう。営業時間を延長でき、業態によっては24時間営業が可能になる店舗もあるかもしれません。
有人レジのメリット
有人レジの場合のメリットも考えてみます。
顧客にとってのメリット
有人レジの場合、顧客が自分でレジ操作することはありません。セルフレジが併設されている店舗でも、レジ操作に不慣れな顧客は有人レジを利用し、商品のスキャンなど全てを店員にまかせることができます。また、商品についての詳細や使い方などを、レジで店員に相談することもでき、安心して買い物することが可能となります。
小売店にとってのメリット
小売店にとって有人レジは、顧客一人ひとりに合わせた個別対応が可能となり、顧客満足度向上につながります。商品の特徴やおすすめなどを直接伝えることで、顧客の購買意欲を高め、売上アップにも貢献する可能性があります。セルフレジとは異なり、有人レジでは人とのコミュニケーションを重視したサービスを提供できることが大きなメリットとなります。
セルフレジと有人レジはどちらが得になる?
では、顧客にとってセルフレジと有人レジでは、どちらが得になるのでしょうか。
セルフレジが得になるケース
買い物をできるだけ短時間で済ませたいときは、セルフレジの方がいいでしょう。通常は、セルフレジの方が待ち時間が少なく、自分のペースで会計することができます。店員と会話することや金銭のやり取りもないため、人付き合いの苦手な人にとってはストレスもなく気楽に買い物ができます。また、プライバシーを気にする場合も、購入品を見られることを気にする必要がないため、セルフレジのほうがおすすめです。
有人レジが得になるケース
レジ操作に慣れていないと、セルフレジはかえって操作に時間がかかってしまうでしょうし、余計なストレスになるかもしれません。また、商品について相談したくても近くに店員がおらず気軽に質問できないため、満足した買い物ができない可能性があります。
現金払いやクレジットカード払いだけならまだしも、ポイントカードや商品券を同時に使うような買い物をする場合も、有人レジで店員に操作を任せた方が安心です。
まとめ
商品の代金が安くなるわけではありませんが、短時間に効率的に買い物したい場合はセルフレジが便利です。一方、店員に相談しながら買い物したい場合や、複雑な買い物方法が必要な場合は、有人レジがいいでしょう。
ただ、セルフレジと有人レジ、どちらを選ぶかは個人の自由です。 それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、自分に合ったレジを選びましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー