更新日: 2024.08.29 その他暮らし
父から「自動車はマニュアルに限る」と言われました。スポーツカーなどに乗る予定もないし「オートマ」で十分ですよね?
そこでこの記事では、オートマ免許とマニュアル免許で迷った際に検討するポイントや、マニュアル免許を取得した方がよいケースをご紹介します。運転免許取得を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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日本ではオートマ免許が主流
警察庁交通運転免許課の運転免許統計令和5年版によると、普通免許を取得した104万3956人のうち、78万3937人と、およそ75%の人がオートマ免許を取得しています。
したがって、日本ではオートマ免許を取得する人が多く、「仕事で使う」「外車などのマニュアル車が欲しい」などの特別な理由がない限り、オートマ免許でも問題ないといえるでしょう。
取得料金を比較【オートマ免許・マニュアル免許】
自動車免許の取得にかかる費用はオートマとマニュアルでは差があり、オートマの方が安価な傾向にあります。また、取得に必要な技能講習の回数も、オートマの方が3〜4回程少ないようです。
東京都のある自動車教習所の教習料金は、表1の通りです。
表1
オートマ免許 | マニュアル免許 | |
---|---|---|
料金プラン | 18万5000円 | 20万5000円 |
※筆者作成(税抜き表記)
できるだけお金をかけずに最短で免許を取得したい方は、オートマ免許の取得を検討するのもよいでしょう。また、オートマ免許取得後に、なんらかの理由でマニュアル車に乗りたくなった場合は、「限定解除」講習を受けてマニュアル免許に変更することが可能です。限定解除講習の費用は、6〜8万円程度が相場でしょう。
マニュアル免許が必要なケースと取得のメリット
日本ではオートマ免許が主流と書きましたが、マニュアル免許が必要なケースや、取得するメリットとしてどのようなものがあるのでしょうか。どちらの免許を取得するか迷っている方は、参考にしてください。
マニュアル免許が必要なケース
マニュアル免許が必要なケースは、おもに以下の通りです。
・仕事で必要な場合
・海外で車に乗りたい場合
・外車やスポーツカーに乗りたい場合
トラックやバスの運転手、営業車を使う場合など、仕事で車を使う際にマニュアル免許が必要になる可能性があります。また、海外旅行でレンタカーを借りる場合や、外車に乗りたい場合もマニュアル免許を取得した方がよいでしょう。
マニュアル免許取得のメリット
マニュアル免許を取得するメリットは、おもに以下の通りです。
・車を運転している感覚をより強く味わえる
・アクセルとブレーキを踏み間違えにくい
・運転できる車種が多くなる
マニュアル車は、ドライバー自身がアクセルやクラッチペダル、クラッチを操作して自分でギアの切り替えを行いながら運転します。そのため、運転自体を楽しみたい方におすすめです。また、オートマ車はもちろん外車やスポーツカーなどにも乗れるため、運転できる車の幅が広がるのも利点といえるでしょう。
日本で免許を取得する場合、オートマで十分な場合が多い
「仕事でマニュアル免許が必要」などの特別な理由がない限り、オートマ免許を取得すれば事足りるでしょう。ただし、運転が好きな方や、外車・スポーツカーに乗りたいなどの願望がある方は、マニュアル免許の取得を検討してみてはいかがでしょうか。
また、オートマ免許取得後に限定解除講習を受けることで、マニュアル免許への切り替えが可能です。そのため、特別な理由がない限り、まずはオートマ免許を取得するのもよいでしょう。ご自身のライフプランや、用途に合った免許を選択してください。
出典
警視庁交通運転免許課 運転免許統計令和5年版
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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