更新日: 2024.09.02 その他暮らし
1ドル「160円」の時期にハワイ旅行に行ったら、帰国後いきなり「143円」に! 損な気持ちになりましたが、“費用差”はどれくらいだったのでしょうか…?
三菱UFJリサーチ&コンサルティングによると、2019年から2021年の年間平均は1ドル約108〜110円、2022年平均は1ドル約132円、2023年平均は1ドル約141円でした。
また、海外でも物価が上昇しており、以前と同じように海外旅行をしたとしても、必要なお金が数年前の2倍以上になることも珍しくありません。そういった背景から、今は海外旅行は難しいと感じている人も少なくないようです。
しかし「どうしても海外旅行に行きたい」と思い切って1ドル160円のときにハワイ旅行に行ったのに、帰国後いきなり1ドル143円になったとしたら、損をした気分になってしまう人が多いと思います。
本記事では、1ドル160円のときと1ドル143円のときに海外旅行に行く場合、どれだけの金額差になるか試算するとともに、海外旅行に安く行く方法についても解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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1ドル143円と160円でどれだけ旅行金額に差が出るか?
筆者が旅行サイトでハワイ旅行のプランを検索(8月に東京発のJAL利用で3泊)すると、大人2人と子ども1人の場合、ホテルと航空券で約110万円かかるという結果が出ました。これをもとに、1ドル160円のときと143円のときで、どれほど差が出るのか考えてみましょう。
110万円は1ドル160円のときは6875ドルですので、上記の旅行は6875ドルかかると仮定します。1ドル160円のときは110万円必要ですが、1ドル143円だと6875ドルは約98万円となります。
このように、家族3人で3泊のハワイ旅行に行く場合、1ドル160円のときと143円のときに行くのでは約12万円の差が生じる計算になります。
また、ハワイにて2000ドルを支払った場合、1ドル160円のときは32万円、143円のときは約29万円と、約3万円の差がありますので、合計15万円程度の差が生じます。
旅行費用が高くなるにつれて、その差額は大きくなり、仮に2万ドル使用した場合は1ドル160円だと320万円、1ドル143円だと286万円となり、36万円の差額となります。
海外旅行で節約することはできる?
円安で海外旅行に行きづらいけど、どうしても海外旅行に行きたいと考えている人もいることでしょう。安く海外旅行に行くには次のような方法が考えられます。
●人気のシーズンを避ける
●ホテルや航空券のセールや割引を利用する
●早めに予約する
●格安航空会社(LCC)を利用する
●マイルを使って航空券を予約する
●お得なクレジットカードを発行する
●旅行代理店を利用せずに自分でホテルや航空券を予約する
●ホテルのグレードを下げたり、民泊サービスを利用する
●日本から食材を持ち込んだり、現地のスーパーで食材を買って自炊する
どれも知っている内容かもしれませんが、組み合わせることでホテル代や航空費を安くすることができますし、現地でかかる食費などの費用も節約することができます。
まとめ
海外旅行でハワイに行く場合、1ドル160円のときと143円のときでは、旅行の日程などにもよりますが、10万円以上の差がつくこともあります。「それなら、なるべく円高のときに行こう」と思うかもしれませんが、将来の為替を予測することは非常に困難です。
そのため「海外旅行に行きたい」と思ったら、為替を気にするよりもマイルを貯めたり、安くても評判の良い宿泊施設を探したり、早めの予約や格安航空券を手配することに注力したほうが、お得に海外旅行に行けるかもしれません。
出典
三菱UFJリサーチ&コンサルティング 外国為替相場情報 前年の年末・年間平均
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー