更新日: 2024.09.09 その他暮らし
車のエンジンが突然かからなくなり、修理も難しいため買い替えを考えています。動かない車の「下取り」はさすがにできないですよね?
本記事では、動かない車でも下取りや買い取りが可能か、そして売却時の注意点について詳しく解説しています。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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車が動かなくなる主な原因
車が動かなくなる主な原因は、以下のとおりです。
●バッテリーが切れている
●故障している
●エンジンがかからない
●車検が切れている
車にはバッテリーが搭載されており、バッテリーから供給される電気で、エンジン始動用セルモーターやエアコン、ヘッドライト、パワーシートなどが動作します。バッテリーは、停止時のライト消し忘れやエアコンの使い過ぎ、寿命などで上がることが多いです。バッテリーの寿命は一般的に2〜3年とされています。
車は多くの部品で構成されており、どれかの部品に故障や不具合が生じると、車が動かなくなることがあります。例えば、トランスミッションやエンジン、エンジン周辺の電気回路に問題が発生すると、車が動かなくなるだけでなく、修理費も高額になりがちです。
車検が切れた車は公道を走行できません。公道を走行すると、道路運送車両法第58条にもとづき、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科されます。また、自賠責保険が切れている場合は、自動車損害賠償保障法第5条により、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科されます。
動かない車でも買い取りできる場合がある
故障などで動かなくなった車でも、買い取りや下取りを行ってくれる業者はあります。そのため、「動かないから」といって諦める必要はありません。
ただし、正常に動く車と比べると、買い取り価格が大幅に下がる可能性があります。また、業者や車の状態によっては、買い取りができず、引き取り時に手数料が発生する場合もあります。廃車の場合は、解体費用や運搬費用、リサイクル料金などの負担が必要です。
まずは、車を購入予定のディーラーや中古車販売店に、動かない車でも下取りが可能か問い合わせてみましょう。下取りが難しい場合は、他の業者での買い取りを検討する必要があります。問い合わせる際には、車の状態を正確に伝えることが大事です。
動かない車を売却する際の注意点
動かない車を売却する際の注意点は、以下のとおりです。
●可能であれば複数の業者を比較する
●そのままにしておくと税金などの費用が発生する
●放置すると劣化が進み、売却がさらに困難になる
動かない車を売却する際は、複数の業者を比較することをおすすめします。業者によって特徴や強みが異なり、買い取り金額に差が出ることがあるからです。すでに下取り業者が決まっている場合でも、他社の条件を参考にして交渉すれば、買い取り価格が上がる可能性があります。
また、売却せずに放置しておくと税金などの費用が発生するため注意が必要です。毎年5月には自動車税の支払いが発生し、税額は購入時期や総排気量により異なります。例えば、2019年10月1日以降に購入した普通自動車で総排気量が1.5リットル超〜2リットル以下の場合、税額は3万6000円です。他にも、車検費用などを考慮する必要があります。
放置すると車の劣化が進み、現状よりも売却が難しくなる可能性があることも理解しておくことが大切です。車上荒らしなどの被害に遭うかもしれません。
動かない車でも買い取りや下取りに出せる可能性はある
故障して動かない車でも、状態や業者によっては買い取りや下取りが可能です。業者ごとに買い取り価格は異なるため、複数の業者で査定を受け、条件交渉に役立てましょう。「動かないから」といって諦める必要はありません。
予想以上の高額で下取りできれば、買い替えの車の予算に良い影響を与えることもあります。早速、動かない車に対応可能な業者を探してみましょう。
出典
e-Gov 法令検索 道路運送車両法
e-Gov 法令検索 自動車損害賠償保障法
東京都主税局 自動車税種別割
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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