更新日: 2024.09.10 その他暮らし
家の玄関には屋根がないのですが、「置き配」を頼んだ日に雨が降って荷物がだめになった場合、商品の交換はできるのでしょうか?
トラブルを防ぐための注意点と、雨などで商品がだめになった場合の対応策について説明します。商品の交換可否や、事前にできる対策についてもご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
置き配サービスとは
置き配サービスとは、手渡しではなく、配達の際に商品を注文者の自宅の玄関などのあらかじめ指定された場所に置くことで配達する方法を指します。置き配を利用することで、配送を担当するドライバーは配達先が不在のときや、在宅していても何らかの事情で注文者が玄関先に受け取りに出られない場合でも配達を完了させることができます。
そのため、荷物の再配達を行う必要がなくなることで、業務効率が向上するところが置き配のメリットです。商品の注文者側も、配送時間に在宅を強制されることなく荷物の受け取りができるため、時間や行動が制限されずに済みます。また、対面でのやりとりではないため、コロナなどの感染症対策と予防にも効果があります。
置き配サービスを利用する際の注意点
置き配ができそうな場所であっても、配送者が勝手に荷物を玄関先に置いておくことはできません。もし置き配を利用したい場合は、サービスの利用について事前に登録することが必要です。Amazonの置き配指定場所を参照してみると、玄関や宅配ボックス、ガスメーターボックスなど、玄関先から近い場所で6種類から指定できます。
置き配サービスを利用する注意点として、商品の盗難リスクがあることにも注意が必要です。そのほか、一部を除き生鮮品なども置き配サービスで受け取ることはできません。自分が注文した商品が置き配サービスに対応しているか、事前に確認しておくことが必要になるでしょう。
また、郵便ポストに投函可能な商品や置き配に対応していない配送業者が商品を配送する場合、置き配が希望できない可能性もあるため、事前に対応可能かどうか確認が必要です。
雨などで商品に影響があった場合の対応策
置き配したことで雨の影響を受け、商品が濡れてしまった場合の対応はどうすればよいのでしょうか。
通販で商品を買うと、通販業者が宅配業者に荷物の宅配を依頼することで運送契約が成立します。宅配業者の約款は、国土交通省が公表している「標準宅配便運送約款」に準じています。業者は商品に対して責任を持つこととなるため、荷物の滅失または毀損などがあった場合には、損害賠償の責任を負う決まりです。
しかし、勝手に置き配されたなど、過失でない限り商品の交換などは難しいこともあります。まずは、商品に影響があったことを商品のサービスダイヤルに連絡し、対応について相談しましょう。
置き配を利用するとき事前にできる対策
大切な荷物を雨で濡らしてしまわないためにも、置き配指定の荷物が届く日の天気を事前に確認しましょう。雨が降る可能性がある日は、事前に対策をする必要があります。対策方法は以下のとおりです。
●ビニールなど荷物を防水できるものを準備しておく
●置き配の場所を変更する
●在宅している時間に時間変更をして手渡しで受け取る
どうしても雨の日に玄関先に置き配を希望しなければならないときは、雨に濡れないようにビニールや防水できる箱など荷物を保護できるものを準備しておきましょう。また、配達時間や置き配場所を変更できるようであれば、事前に変更しておくことも対策として有効でしょう。
置き配を希望する場合は事前対策をしよう
手渡しで荷物を受け取るのとは違い、置き配は雨に濡れるだけでなく荷物が盗難に遭う可能性もあるため、帰宅したときに確実に受け取れるよう事前に対策しておく必要があります。商品がだめになったときの交換はできる場合もありますが、やり取りの手間もかかるため、まずは対策を参考に安全に受け取れる方法を実践してみましょう。
出典
国土交通省 標準宅配便運送約款
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー