初心者マークを付けた車に近づきすぎると反則金が発生するって本当!? どのような場合反則行為になる?
配信日: 2024.09.10
今回は初心者マークを付けた車に近づき過ぎた場合、どのような場面で反則金が適用されるのかをまとめました。あわせて、具体的な金額についてもご紹介しています。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
初心者マークを付けた車に近づき過ぎると反則行為に該当する?
結論からいうと、初心者マークを付けた車に対して幅寄せや割込みなどの行為をすると、初心運転者等保護義務違反に該当する可能性があります。
警視庁によると、危険防止のためやむを得ない場合を除き、初心者マークを表示して準中型自動車または普通自動車を運転しているときに、当該車両に幅寄せや必要な車間距離が保てなくなるような進路変更をした場合は道路交通法違反になるとのことです。
このことから、仮に初心者マークを付けている車が自身の前を走行している場合も、無理な走行は控えるべきといえるでしょう。自身の前を走行するスピードが遅いとしても、できるだけ気持ちに余裕を持って運転することが重要です。
また、初心運転者等保護義務違反は初心者マークだけが対象になるわけではありません。高齢運転者マークや聴覚障害者マーク・身体障害者マークを付けている車に対しても適用されるため、対象の車の近くを運転する際は注意しましょう。
初心運転者等保護義務違反の反則金
初心運転者等保護義務違反を犯してしまった場合の反則金は、以下の通りです。
・大型車:7000円
・普通車:6000円
・二輪車:6000円
・小型特殊車:5000円
車種により異なりますが、5000円〜7000円程度の反則金を支払わなければいけません。さらに、反則金のほかに違反点数も1点が加算されます。
反則金や違反点数は適用されないに越したことはないため、初心者マークや高齢運転者マークなどを付けた車を見かけたら、危険運転にならないように注意しましょう。
初心者が運転する車の近くを走る際の注意点
初心者マークを付けた車の近くを走る際は、できるだけ車間距離を取るようにしましょう。通常の車よりも余裕を持った車間距離を取って走行すれば、相手のドライバーの気持ちを焦らせてしまうことが少なくなり、お互いに余裕を持った運転を行える可能性があります。
また、仮に急ブレーキや急停車などが起きた際も、車間距離を十分に取っていれば、事故につながる可能性を少なくできると考えられます。
初心者マークを付けた車に対して幅寄せや無理な割り込みをすると初心運転者等保護義務違反に該当する可能性がある
初心者マークを付けた車に対して、幅寄せや無理な割り込みをするのはやめましょう。そもそも幅寄せや無理な割り込みは危険な運転行為であり、初心者マークを付けた車に対しては事故の有無にかかわらず道路交通法違反となります。
初心運転者等保護義務違反に該当すると、反則金や違反点数が加算されます。もし初心者マークを付けた車の近くを走るのであれば、普段以上に安全運転・余裕を持った運転を心がけることが重要です。
また、初心運転者等保護義務違反は初心者マークだけでなく、高齢者や聴覚障害者・身体障害者マークを付けた車にも適用されます。いずれにせよ、車を運転する際は普段から安全運転を心がけてみてください。
出典
警視庁 自動車の運転者が表示する標識(マーク)について
警視庁 交通違反の点数一覧表
警視庁 反則行為の種別及び反則金一覧表
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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