車に給油する「ガソリンの種類」を間違えるとどうなりますか?節約のために「価格の低いガソリン」を給油したいのですが…。

配信日: 2024.09.11

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車に給油する「ガソリンの種類」を間違えるとどうなりますか?節約のために「価格の低いガソリン」を給油したいのですが…。
交通機関の整備が進んでいる現代においても、自動車は普段の生活に欠かせない存在です。住んでいる地域や生活スタイルによっては、自動車が無くては生活できない方もいるでしょう。
 
しかし、数年前と比較するとガソリン代はかなり高騰しています。そのため、日々のガソリン代が家計を圧迫しているケースも少なくありません。可能な限り、節約したいと考える方も多いでしょう。
 
そこで、本記事では節約のために価格の低い燃料を自動車に給油できるのか、給油すべき燃料を間違えた場合に起こり得ることも含めて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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ガソリンの種類と違い

自動車の燃料には以下の種類があります。

●レギュラー(無鉛ガソリン)
●ハイオク(プレミアム無鉛ガソリン)
●ディーゼル(軽油)
●電気
●水素
●LPガス

現代では環境への配慮を目的とした、電気や水素を燃料とする自動車も普及しつつあり、認知も拡大しています。しかし、未だにレギュラー・ハイオク・ディーゼルなどの石油を原料とする燃料の方が一般的です。また、ディーゼルよりも軽油という呼び方の方が馴染み深い方は多いかもしれません。
 
誤解されがちですが、ガソリンの一種であるのはレギュラーとハイオクのみであり、ディーゼルはガソリンではありません。そのため、燃料として明確な違いがあり、価格もレギュラーより1Lあたり20円ほど安いです。
 
レギュラーとハイオクはオクタン価の違いで区別されています。オクタン価とはノッキング現象と呼ばれる異常燃焼の起こりにくさを表す数値です。ハイオクの方がエンジンにダメージを与える恐れのあるノッキング現象が発生しにくい特徴があるため、価格はレギュラーよりも1Lあたり10円ほど高くなります。
 

価格の低い燃料を入れられる?

自動車ごとに利用すべき燃料が決められており、指定の種類以外の燃料を給油することは推奨されていません。なお、利用すべき燃料の種類は車の給油口にある、蓋やキャップに記載されています。
 
自動車に間違った燃料を給油すると、発煙やエンジン停止、エンジン故障などの異常を発生させる原因になります。走行中にエンジンなどで異常が発生した場合、重大な事故に繋がる危険性もあるでしょう。
 
特にレギュラー車やハイオク車にディーゼルを入れた場合と、ディーゼル車にレギュラーやハイオクを入れた場合は深刻です。燃料の抜き取りや配管の洗浄などが必要になるため、すぐに各種ロードサービスを依頼しましょう。
 
レギュラー車両にハイオクを入れても基本的に問題ないとされていますが、そもそもレギュラーよりもハイオクの方が高いため、節約の観点では不向きでしょう。急加速など、高負荷をかける運転を避ければハイオク車にレギュラーを入れても問題ないとされていますが、安全とはいえません。
 
節約のために、価格の低い燃料を入れるのは不可能と考えるべきでしょう。
 

ガソリン代を節約する方法

ディーゼルはガソリンではありませんが、車の燃料費という意味でガソリン代と呼ばれることが多くあります。数年前と比べると大きく値上がりしているガソリン代ですが、いくつか節約方法があります。
 
ガソリン代の節約方法は以下の通りです。

●タイヤの空気圧を適正に保つ
●適度なエンジンオイルの交換
●余計な荷物を載せない
●ゆっくりした発信と停止を心がける
●不必要なアイドリングをやめる
●余裕を持った車間距離を維持する
●エアコンの適切利用

タイヤの空気圧やエンジンオイルの点検は一時的にお金がかかるケースもありますが、長期的な燃費で考えるとお得になるケースもあります。
 
また、余裕を持った正しい運転を心がけるだけでも燃費の向上が期待できるため、結果的にガソリン代の節約に繋がるでしょう。
 

燃料の入れ間違いは故障の原因になる

自動車には給油すべき燃料が指定されており、燃料の入れ間違いはエンジンの故障や事故の原因になるため、お勧めできません。自動車の種類や燃料によっては違う種類の燃料を給油できますが、節約の観点で考えると不向きといえます。
 
こまめに自動車を点検して正常な状態に保ち、正しい運転方法を意識するだけでも燃費が向上し、結果的にガソリン代の節約が期待できます。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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