新車を購入するときに受けられる値引きって「何%」が相場? 「9月」に車を安く購入できるって本当?
配信日: 2024.09.12
今回は、新車の値引き相場や値引きされやすい時期とあわせて、うまく値引きしてもらうためのコツをご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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新車値引きはどのくらいが相場になる?
新車値引きの相場は、5〜15%程度といわれています。ただし、値引きを受けられるかは、以下の要素がかかわってくるようです。
・メーカーや販売店の方針
・車種の人気度
・購入時期
例えば人気の高い車種であれば、値引きをしなくても買ってもらえる可能性が高い、と販売業者は考えているでしょう。この場合、新車の値引きを受けるのは難しく、仮に割り引いてもらえたとしても、大幅な値下げは見込めません。
また、同じメーカーであっても、店舗によって値引き率が異なるケースもあるようです。そのため、金額に満足できない場合は見積もりをもらい、ほかの店へ足を運んでみるのもよいでしょう。
新車が値引きされやすい時期はいつ?
新車が値引きされやすいのは、以下の4つの時期と考えられています。
・2月~3月の決算時期
・9月の中間決算時期
・6月~7月のボーナス時期
・月末の追い込み時期
決算時期が近くなると、販売店やメーカーは目標を達成するための戦略を打ち出すようです。そのため大幅な値下げを期待できるとされています。
ボーナスの時期は、顧客の購入資金にも余裕があると考えられます。新車を購入しやすい状況にするため、販売店は価格を下げる傾向にあるでしょう。
また、月末の追い込み時期については、普段よりも値下げが期待できるかもしれません。ただし、決算時期やボーナス時期に比べると、値引き額は少なくなるようです。
新車を値引きしてもらうためのコツ
新車を値引きしてもらうためのコツとして、以下の3つをご紹介します。
・どのくらい値引いて欲しいかをしっかり伝える
・担当者を味方につける
・値引きによって即決すると伝える
それぞれの内容について、詳しく見ていきましょう。
どのくらい値引いて欲しいかをしっかり伝える
新車の値引きを希望する場合は、どのくらい値引いて欲しいかをしっかり伝えるとよいでしょう。販売店としても、どのくらい値引けば購入してもらえるか明確な方が応じやすくなります。
値引いて欲しい額を決める際は、複数のディーラーから見積もりを取るようにするとよいでしょう。値引きして欲しい額に対して理由まで話せると、有利に進むかもしれません。
担当者を味方につける
新車を購入する際に担当者を味方につけるのも、値引きを成功させるコツです。新車の契約も、あくまでも人同士のやりとりであるため、担当者によく思われた方が値引きをしてもらいやすくなるでしょう。
とはいえ、特別なことをする必要はありません。横柄な態度をとらない・無理な要求をしないなど、普通のことをしていれば問題ないと考えられます。
値引きによって即決すると伝える
値引きを希望する際に、即決すると伝えるのも効果的な方法かもしれません。販売する側としても、顧客を逃したくないと考えているためです。
なお、伝える際は、できるだけ具体的な金額を提示しましょう。例えば「330万円の車を300万円まで値下げして欲しい」というように伝えることで、販売店も値下げしやすくなる場合があります。購入の見込みが立てば、販売店側もほかの店に取られないように値下げしてくれる可能性があります。
値引きを受けられない場合はエコカーを購入する方法もあり
エコカーであれば、販売店やメーカーから値引きを受けられなくても、国の補助金を利用できる場合があります。車両カテゴリによって補助額は異なっており、経済産業省によるとそれぞれの金額は以下の通りです。
・電気自動車(EV):最大85万円
・軽の電気自動車(軽EV):最大55万円
・プラグインハイブリッド車(PHEV):最大55万円
・燃料電池自動車(FCV):最大255万円
まとめ
新車購入時の値引きは、5〜15%が相場とされています。ただし、メーカーや販売店などによって変動する可能性があるため、購入前に一度見積もりを取るとよいでしょう。
また、時期も2〜3月・9月の決算月などは安くなる傾向にあります。決算期に被ると新車の割引をしてもらいやすいため、少しでも安く購入したい場合は、ご紹介した時期を狙ってみてください。
出典
経済産業省 資源エネルギー庁 クリーンエネルギー自動車の購入補助金がリニューアル、自動車分野のGXをめざせ
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー