更新日: 2024.09.15 その他暮らし

よくテレビで「金箔」入りの料理を見かけますが、なぜ食べても大丈夫なんですか?純金との違いは?

よくテレビで「金箔」入りの料理を見かけますが、なぜ食べても大丈夫なんですか?純金との違いは?
テレビや雑誌などで、金箔をあしらった料理やスイーツ・お酒などを見かけることがあります。見た目がゴージャスになるという特徴がありますが、金箔は食べても問題がないものなのか、疑問に思われる人もいるかもしれません。
 
本記事では、金箔を食べても体に影響がない理由や金箔そのものの値段、金箔を使用した食品の値段についても詳しくご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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金箔とは?

金箔とは、金を打ち伸ばして極限まで薄くしたもののことです。金は1万分の1ミリメートルほどの薄さまで伸ばしたもので、華やかな彩りを添えることを目的として、工芸品や食品などにも使われています。
 
食用金箔には純金が使われることもありますが、微量の銀や銅を加えて色目を整えたり、より美しく見えるようにしたりしているものもあるようです。工芸用と食用の金箔に素材の違いはなく、銀や銅の割合による等級が一定以上のものであれば、食用として使用することが認められます。
 

金箔を食べても体に影響はないのか?

金箔があしらわれている食品を見かけると、食べても健康に影響はないのかが気になる人もいるでしょう。
 
公益財団法人日本食品化学研究振興財団の「既存添加物名簿収載品目リスト」にも金が入っており、体に悪影響を及ぼす心配はないことが分かっています。
 
また、金箔は味もにおいもしないので食べ物や飲み物に加えても風味を損ねることはありません。口の中に入れると溶けるので、違和感が残ることもないでしょう。
 

金箔を使用した食品の値段は?

実際に、金箔を使用した料理やスイーツ・お酒などがいくらで提供されているのか、いくつか例を挙げて値段を確認してみましょう。
 

・金箔入り清酒2本セット:4840円(税込み)
・金箔入り珈琲2個セット:3024円(税込み)
・金箔入りガトーショコラ:1728円(税込み)
・金箔入り金平糖:648円(税込み)
・金箔入り茶漬け:648円(税込み)

 
金箔入りの食品は通常よりも少し値段が高めのものが多いかもしれませんが、お祝いの席を彩るのにふさわしい豪華さがあるため、特別感を演出したいときなどにぴったりです。
 
また、食用金箔自体は以下のような金額で購入できます。
 

・金粉 切り廻し 0.05グラム:2160円(税込み)
・金箔スプレー 180ミリリットル(金粉0.1グラム):9288円(税込み)
・金のパウダー 5グラム:2万2896円(税込み)
・金箔リーフ :10枚入り(28.0グラム): 1万1880円(税込み)

 
金融庁 の「『業種別支援の着眼点』 2023(令和5)年3月」 によると、高級志向の飲食店では原価率35%程度が目安となるようです。このことから、レストランで金箔入りの料理が提供された際には、価格が高くなる可能性が考えられるでしょう。
 

金箔は食べても体に悪影響はないとされている

テレビなどで金箔入りの料理が提供されているお店などを見かけると、「食べても体に悪影響はないのか?」と疑問に思う人もいるかもしれません。
 
金箔は金を極限まで薄い状態に打ち伸ばしたもので、食品に華やかな彩りを添えるために使用されることが多いようです。食品添加物の着色料として認められているものなので、食べても体に悪影響が及ぶことはないと考えられています。
 
金箔入りの食品やお酒などは通常より高めの値段で販売されていることが多いかもしれませんが、特別感があってお祝いの席にぴったりなので、チェックしてみることをおすすめします。
 

出典

公益財団法人 日本食品化学研究振興財団 既存添加物名簿
金融庁 『業種別支援の着眼点』 2023(令和5)年3月 飲食業(31ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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