車オタクの祖父から年代物の日産ラシーンをもらったけど維持費が気になる……。現行「N‐BOX」と比べるとどれだけ高いのでしょうか?
配信日: 2024.09.20
「日産ラシーン」も、個性的な車として人気があります。本記事では、昔人気だった車と現在の車を比較すると、どの程度の維持費に差が出るのか解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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癖のある名車「日産ラシーン」と軽自動車定番「ホンダN-BOX」の維持費を比較!
日産ラシーンは、1994年に登場したクロスオーバーSUVです。個性的なデザインで、角ばったずん胴型のボディ、レトロでポップなフォルムが特徴的です。
全車フルタイム4WD仕様なので、走行安定性が高いというメリットがあります。一般的な道路だけでなく、荒れた場所でも高い走破性があるため、アウトドアの趣味を持つ方にとって有用な車です。
すでに生産終了から20年以上経過していますが、車好きな方たちからは根強い人気があります。ただし、車は新しいモデルほど燃費がよいのが一般的です。以下で、おおよその維持費について、日産ラシーンと軽自動車で人気のホンダN-BOXを比較してみましょう。
・自動車税:3万6000~3万9500円/年
・車検費用:5万~8万円/年
・ガソリン代:8万~10万円(走行距離による)
・任意保険料:5万~15万円/年(契約内容による)
・年間の維持費:約21万6000~36万9500円
・自動車税:1万800円
・車検費用:3万~5万円
・ガソリン代:6万~8万円(走行距離による)
・任意保険料:5万~15万円/年(契約内容による)
・年間の維持費:約15万800~29万800円
車の維持費を抑えたい場合は、ラシーンではなくN-BOXに乗ったほうが合理的といえそうです。
好きならOK? 廃番車・旧車に乗るために必要な出費とは?
軽自動車は、税金やガソリン代をはじめとしたランニングコストが低いため、車に対してお金をかけたくない場合はラシーンよりもN-BOXを選んだほうがよいでしょう。しかし、車好きな方であれば、趣味を楽しむために維持費が高いのを承知で廃番車・旧車に乗るのも一つの選択肢です。
ただし、廃番車・旧車は部品が劣化しているケースが考えられるため、エンジンやサスペンションなどの交換費用が必要になる可能性があります。故障する頻度が多ければ、修理回数が増えて最終的に大きな負担になるかもしれません。また、古い車種の部品は生産が終了している可能性があり、入手が難しく調達するために割高な費用を負担することも考えられます。
さらに、エンジン性能が低下すると燃料の消費量が増え、ガソリン代も高くなるでしょう。特に昨今は燃料価格の高騰や円安の影響でガソリン代が高くなっているため、負担に感じてしまう恐れがあります。
このように、廃番車・旧車を乗る際には維持費が高くなりがちです。乗る車にこだわりがあるのか、あるいは経済的な合理性を重視するのかを勘案して、自分に合った車を保有しましょう。
まとめ
昔の車のなかには、今でも根強い人気がある車種も存在します。車が趣味という方にとって、魅力的な存在といえるでしょう。
しかし、廃番車・旧車は維持費が高くなりやすい点に注意が必要です。軽自動車や最新の車と比較すると、経済的負担が重くなるだけでなくメンテナンスに手間がかかる点を理解したうえで、カーライフを楽しんでみてはいかがでしょうか。
出典
日産自動車株式会社 ラシーン ラシーン タイプII
本田技研工業株式会社 HONDA N-BOX
東京都主税局 自動車税種別割
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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