更新日: 2024.09.22 子育て

小学生の息子は「アーケードカードゲーム」に夢中。ワンプレイに「100円」かかるのですが、月に何回ほど遊ばせるのがちょうどよいでしょうか…。

小学生の息子は「アーケードカードゲーム」に夢中。ワンプレイに「100円」かかるのですが、月に何回ほど遊ばせるのがちょうどよいでしょうか…。
子どもが小学生になると、遊びの幅が増えると同時に多様化していきます。その中でも、ゲームは多くの小学生が経験する遊び方の1つです。現在はさまざまな家庭用ゲームが普及し、一般化していますが、ゲームセンターやショッピングモールなどにあるアーケードカードゲームに触れる機会もあるでしょう。
 
夢中になって遊ぶ子どもは多いですが、親としては何回ほど遊ばせるのが適切なのか悩むところです。
 
そこで、本記事ではアーケードカードゲームにおいて月に何回ほど遊ばせるのが丁度よいのか、小学生のお小遣いの平均額を基に解説していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

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小学生のお小遣いの平均

アーケードカードゲームに限らず、子どもが娯楽のために使う金額に正解はありません。一般的な目標金額がなく、教育方針は各家庭により異なるからです。極論をいえば、親が許可する範囲が上限といえます。
 
あえて目標金額を定めるとすれば、小学生における「月のお小遣いの金額」が候補に挙がるでしょう。各々の家庭や教育方針次第ですが、小学生であることを理由にお小遣いを与えることを検討する方は少なくありません。なお、お小遣いの範囲内で子どもにやりくりさせる場合と、金額のみ参考にしてお小遣いとは別枠で親が遊ばせる場合が考えられます。
 
お小遣いの金額は各家庭次第といえますが、金融広報中央委員会が2015年に行った調査によると、月に1回お小遣いをもらう小学生のうちで低学年は平均値が1004円で中央値が500円でした。中学年の平均値は864円で低学年より少なく、中央値は同じく500円です。高学年は平均値が1085円で最も高く、中央値も1000円となっており、明らかな金額の上昇が見て取れます。
 
アーケードカードゲームに使う「丁度良い金額」がお小遣いの範囲内とすると、平均値を目安に800円から1000円分の8回から10回ほどが限度になるでしょう。
 

お小遣いの与え方

実際にはお小遣いを与えず、前述した小学生における月のお小遣いの平均額などをアーケードカードゲームで遊ばせる回数の参考にする場合もあるでしょう。しかし、お小遣いを与えない場合、小学生にとっては上限回数の理由がわかりづらくなります。子どもに納得してもらいやすいことを考慮すると、お小遣いを与えるのは得策といえます。
 
お小遣いを与える場合、懸念点になるのが与え方でしょう。小学生からお小遣いを与え始めるケースが多いため、与え方に迷う方も多いはずです。
 
小学生におけるお小遣いの与え方は、主に以下の4種類に分かれます。

●定額型
●都度型
●報酬型
●一括型

定額型は月に1回などの決められたタイミングでお小遣いを与えるため、計画性などお金の管理にまつわる感覚を養えるメリットがあります。一括型も同様ですが、与えるタイミングが半年や1年に1回などになり、より長期的なスパンでお金を管理する経験が身につきます。
 
都度型や報酬型は労働の対価としてお金を得る感覚を養えることと、勉強やお手伝いへの積極性が増す点が大きなメリットです。定額型や一括型のように無条件にお金を得る感覚が身についてしまうことを防げますが、お金のやりくりを学ぶという点では劣るでしょう。
 

丁度良い回数は人それぞれ

アーケードカードゲームに限らず、子どもの娯楽に使う金額に明確な目安はありません。家庭や親の判断次第といえますが、あえて基準を設けるとするなら、月に与えるお小遣いの金額です。小学生のお小遣いは平均して800円から1000円程度の場合が多いため、1回100円のアーケードカードゲームであれば8回から10回ほどになります。
 
実際にお小遣いを与えて上限金額としたうえで、そのお小遣いの中でやりくりさせるケースも多いでしょう。労働の対価としてお金を得られること、お金の管理や計画性を経験できることなどがお小遣いを与える最大のメリットですが、与え方には注意が必要です。
 
また、小学生とはいえ、納得できないルールには従いにくいため、上限回数を決める理由を明確にし、子どもに納得してもらうことも大切でしょう。
 

出典

金融広報中央委員会 「子供のくらしとお金に関する調査」(第3回)2015年度調査 P4
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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