更新日: 2024.09.23 その他暮らし
会社から給与振込口座を「ネット銀行」にしてほしいといわれました。手数料が安いと聞きましたが、「ネット銀行」と「メガバンク」は何が違うのでしょうか?
いわゆる「ネット銀行」と「メガバンク」は何が違うのでしょうか。当記事では、ネット銀行とメガバンクの違いを解説するとともに、給与振込口座を選ぶ際のポイントや、ネット銀行のメリットとデメリットを解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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「ネット銀行」と「メガバンク」の違いとは?
いわゆる「ネット銀行」と「メガバンク」は、何が違うのでしょうか。
メガバンクとは都市銀行とも呼ばれる大手の銀行です。店舗数も非常に多いため、街中を歩くと頻繁に見かけることもあるでしょう。サービスや金融商品も多く、店舗でサポートも受けられるため、インターネットになじみがない方にとっては心強い存在ともいえるでしょう。
対してネット銀行とは、実店舗を持たずにインターネット上での取引を中心に営業している銀行を指します。店舗を持たずにコストを削減する一方、手数料が安い・金利が高い・優待プログラムが充実しているといった特徴は、ネット銀行ならではといえるでしょう。
金融庁「銀行免許一覧」を基に、金融庁が所管している「メガバンク(都市銀行)」と、「ネット銀行(その他)」を一部ご紹介します。
・株式会社みずほ銀行
・株式会社三井住友銀行
・株式会社三菱UFJ銀行
・株式会社りそな銀行
・株式会社あおぞら銀行
・株式会社イオン銀行
・PayPay銀行株式会社
・株式会社セブン銀行
など
給与振込口座を選ぶ際のポイント
給与振込口座はもっとも使用する機会の多い銀行口座でもあるため、慎重に選びたいところです。自宅や会社の近所にあるから、といった理由で銀行を選んでいる方もいるでしょう。しかし、少しのポイントを意識することで、よりお得に利用できるかもしれません。
以下では具体的に、給与振込口座を選ぶ際のポイントをご紹介します。
手数料が安い銀行を選ぶ
会社から振り込まれた給料は、ATMで引き出したり他行の口座に振り込んだりする機会もあるでしょう。銀行の取引には手数料がかかるため、なるべく手数料が安い銀行を選べば、このようなコストを大幅に抑えられます。
銀行によっては、ATMの利用手数料や他行宛ての振込手数料が無料になるケースもあるため、条件を確認しておくことが重要です。
金利が高い銀行を選ぶ
銀行の金利に注目することも大切です。振り込まれた給与を元手に、投資や保険などで資産を運用する方法もとれるでしょう。しかし、給与振込口座に据え置いたままお金が増えるとうれしいものです。
優待プログラムが充実している銀行を選ぶ
ネット銀行を中心に、利用に応じて優待プログラムを受けられる銀行もあります。銀行を利用することでポイントが獲得できたり、ステージやランク、また、月ごとの利用状況に応じて、手数料無料などの特典を提供していたりする銀行もあるようです。
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ネット銀行のメリット
続いて、ネット銀行のメリットをみていきましょう。ネット銀行は使う方によってメリットとデメリットの感じ方は異なりますが、一般的には下記のような特徴がメリットと捉えられています。
・あらゆる手続きがオンラインで完結する
・手数料が安い
・金利が高い
インターネットに不慣れな方にとっては、オンラインのみの手続きはデメリットに感じるかもしれませんが、忙しくて平日の日中帯に銀行に行けない方にとっては、あらゆる手続きがオンラインで完結するのは大きなメリットです。
また、人件費や店舗維持費といったあらゆるコストを削減することで、手数料は安く金利が高いのは、ネット銀行ならではのメリットといえるでしょう。
ネット銀行のデメリット
一般的に以下のような特徴は、ネット銀行のデメリットと考える方が多いようです。
・実店舗がない
・ネット接続環境が必須
・給与振込口座や引落口座に指定できない場合がある
インターネットに不慣れな方にとっては、実店舗がないこと、ネット接続環境が必須であることは、大きなデメリットとなるかもしれません。しかし、実店舗を持たないことでコストを削減し、手数料の安さや金利の高さを実現しているようです。
また、ネット銀行は給与振込口座や引落口座に指定できない場合があるため、注意が必要です。メイン口座をネット銀行に変更する場合は、事前に確認が必要でしょう。
まとめ
今回はネット銀行について解説しました。あらゆる取引がオンラインで完結するネット銀行は、新しい形態の銀行です。実店舗がない、ネット接続環境が必須など、いくつか懸念点もあるでしょう。
しかし、手数料が安い、金利が高いなど、メリットも大きいため、なるべくお得に利用したい場合は、給与振込口座をネット銀行にするのも方法の一つといえるでしょう。
出典
金融庁 銀行免許一覧(都市銀行・信託銀行・その他)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー