更新日: 2024.09.24 その他暮らし
急に車の修理費として「50万円」必要に…すぐに「定期預金」の解約はできるものですか?
しかし、定期預金はすぐに解約できるのか、解約にはどのような手続きが必要なのかが分からないかもしれません。そこでこの記事では、定期預金の解約について調べてみました。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
定期預金は中途解約可能
定期預金とは一定期間お金を預けることで、普通預金より高い金利が得られる預金商品です。固定金利型と変動金利型があり、固定金利型の場合は預け入れした時点の金利が満期まで適用され、変動金利型は数ヶ月ごとに金利が変更されます。
どちらの金利型でも元本は保証され、預入期間は通常1ヶ月~10年程度であり、期間が長いほど金利が高くなる傾向があります。
定期預金は、基本的に満期を迎えるまで預金を引き出せません。しかし中途解約をすることで、預金を引き出せるようになります。
中途解約の注意点として、当初の約定金利よりも低い金利(中途解約利率)が適用されます。さらに、解約手続きは普通預金を引き出すより難しく、引き出しにおける自由度の低さがデメリットだといえるでしょう。
中途解約の手続き方法
定期預金の中途解約手続きは、窓口、ATM、インターネットバンキングでできます。ただし、一部の金融機関や商品によっては、窓口での手続きが必要です。
窓口で手続きする場合は、金融機関の窓口に直接行き、中途解約の申し出をします。手続きには、本人確認書類(運転免許証など)と通帳(証書)、銀行印を持参しましょう。ATMやインターネットバンキングの場合は、画面の指示に従って解約手続きを行ってください。
インターネットバンキングでは、基本的に24時間対応であり、窓口の営業時間外でも手続きができます。一方、ATMや窓口では営業時間が決まっているので、手続きできる時間を事前に確認しておきましょう。
中途解約のデメリットを最小限におさえるには?
定期預金は中途解約すると金利が低下しますが、満期まで解約を待つことで高い金利を保てる商品です。
しかし、定期預金をどうしても中途解約しなければならないことがあるかもしれません。その場合には、「一部解約」という方法があります。一部解約とは全額を解約せず、必要な金額のみを引き出す方法です。ただし、一部解約ができない定期預金や金融機関もあるため、事前に確認しておきましょう。
お金を定期預金に預け入れる場合は、将来の出費に備えて、満期日を分散させて預け入れておくなどの工夫をしておくことをおすすめします。
そのほか、以下のような対策を行うことで、車の修理費用を工面できるでしょう。
・数ヶ月分の生活費や急な支出に対応する資金を、普通預金として残しておく
・車両保険などに加入する
定期預金を解約する以外の方法
50万円をすぐに工面するには、定期預金の解約以外にも「クレジットカードの分割払い」「カードローン」「フリーローン」などを利用する方法もあります。
これらを利用することで、定期預金を解約しなくても一時的な支払いをカバーできるでしょう。しかし、利息や手数料がかかる点には注意が必要です。また、家族や友人から借り入れる方法もありますが、返済トラブルが発生した場合は人間関係に影響を与える可能性があります。
定期預金の中途解約は可能だが、金利の面で不利があるため注意が必要
定期預金の中途解約は、インターネットバンキング、ATM、窓口のいずれかですぐにできます。ただし、中途解約は適用される金利の低下などのデメリットもあるため、慎重に検討する必要があります。
支払いに間に合わない場合は、定期預金の一部解約やクレジットカードの分割払い、ローンの利用など、中途解約以外の調達手段も考慮するとよいでしょう。
定期預金を利用する場合は、日頃から急な出費に対応できるよう、複数の口座に資産を分けて運用することを心がけておきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー