子どもに「チャット機能」のある「オンラインゲーム」をやらせるのは危険ですか? 「課金機能」もあると聞いてなおさら警戒しています…。

配信日: 2024.09.28

この記事は約 3 分で読めます。
子どもに「チャット機能」のある「オンラインゲーム」をやらせるのは危険ですか? 「課金機能」もあると聞いてなおさら警戒しています…。
さまざまな娯楽が多様化し、進化を遂げている近年において、その筆頭ともいえるのがゲームです。目覚ましいほどの技術の進歩によって、特にオンラインゲームは広く普及しています。大人だけでなく、子どもが触れる可能性も充分に考えられるでしょう。
 
離れた場所にいる相手と気軽に繋がりが持てるなど、オンラインゲームには唯一無二ともいえる特徴やメリットが多くあります。しかし、気軽かつ匿名性の高い状態でコミュニケーションが取れることから、トラブルの火種になることも少なくないため、子どもを持つ親としては心配になるでしょう。
 
そこで、本記事ではオンラインゲームにおいて、トラブルの原因になりやすいチャット機能と課金機能について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

オンラインゲームにおけるチャット機能のメリットと注意点

遠く離れたプレイヤーと匿名性を保ったまま、手軽にコミュニケーションを取れる点がオンラインゲームにおける大きな魅力の1つです。この魅力の実現を可能にしているのが、チャット機能の存在です。
 
オンラインゲームにおけるチャット機能にはさまざまなメリットやデメリット、注意点が存在します。そのため、一概によし悪しを断定したり、危険なものと判断したりすることはできません。
 
オンラインゲームにおける、チャット機能のメリットを以下にまとめました。

●遠く離れた人と、リアルタイムでやり取りできる
●成功体験や感動を共有しやすい
●複数人での同時会話が可能
●ゲームではなく、会話そのものを目的にできる

対して、オンラインゲームにおける、チャット機能の注意点をまとめました。

●個人や集団に対して、誹謗中傷しない
●個人情報などの重要事項を話さない
●相手が人間であることを意識する

上記の注意点を守らないコミュニケーションをしていると、実生活を巻き込むトラブルに発展しかねません。例えば、個人情報の流出や暴言による損害賠償、金銭トラブルなどです。このようなトラブルの火種になり得る点は、チャット機能のデメリットといえるでしょう。
 
あくまでチャット機能が悪いわけではなく、使い方や相手との接し方の問題です。チャット機能のあるオンラインゲームを子どもがやること自体に問題はありませんが、分別がつかずにトラブルを引き起こす可能性があるならば、チャット機能は原因の1つとして危険といえるでしょう。
 

オンラインゲームの課金機能におけるトラブル例

昨今のオンラインゲームには課金機能が搭載されているものが多く、ユーザーの収集欲を高めるなどの魅力に繋がっています。その反面、子どもを通じて金銭トラブルが発生するケースも少なくありません。
 
オンラインゲームの課金機能における、トラブル事例は以下の通りです。

●子どもにパスワードを変更されたうえ、紐づけされているクレジットカードで課金された
●子どもが自身の認証コードを追加登録し、課金された
●キャリア決済による課金

上記のトラブル例を総括すると、親が把握していない状況において無断で課金されるトラブルが発生しています。状況や手口はさまざまであり、中には明確な悪意や課金しているという意識そのものがない場合もあるでしょう。
 
独立行政法人である国民生活センターによると、2022年度における小中高生の無断課金に関する相談件数は4024件とされており、被害金額の平均は約33万円と非常に高額です。
 

チャットや課金は扱い方次第でトラブルの原因になる

チャットや課金の機能にはメリットもあり、オンラインゲームにおける体験を向上させるには必要不可欠ともいえます。
 
一方で、子どもがオンラインゲームをするうえではトラブルの原因になりかねません。ただし、チャットや課金そのものが危険なのではなく、あくまで扱い方の問題であり子ども次第である点には留意すべきでしょう。
 
子どもにチャットや課金の機能が搭載されたオンラインゲームで遊ばせるなら、トラブルを防ぐための対策を講じると共に子どもと危険性についてよく話し合うべきといえます。
 

出典

独立行政法人 国民生活センター こどものオンラインゲーム~
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

【PR】子どもの教育費はいくらかかるの?かんたん30秒でシミュレーション

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集