更新日: 2024.10.05 その他暮らし

コンビニで両替を頼んだら断られました…基本的にコンビニは「両替不可」なのでしょうか?

コンビニで両替を頼んだら断られました…基本的にコンビニは「両替不可」なのでしょうか?
私たちの日常生活に欠かせない「コンビニ」。食品を始め、日用品の購入や公共料金の支払いだけではなく、ATMや宅配便などさまざまなサービスが受けられます。
 
しかし「両替」については、コンビニで頼んだら断られてしまった経験をした人もいるかもしれません。今回は、コンビニにおける両替の可否について調べてみました。
FINANCIAL FIELD編集部

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コンビニにおける両替対応の現状

コンビニでは、基本的に両替には対応していません。以下は、その理由として考えられるものです。

●現金管理の負担が増える
●セキュリティー面でのリスクがある
●業務効率が低下する
●本来の業務範囲外である

コンビニでは、日々の売り上げや釣り銭用の現金を管理しなければなりません。両替に応じることで管理の手間が増え、レジの金額の誤差などが起きるリスクが高まる可能性があります。大量の硬貨や高額紙幣の両替は、現金を把握しづらくする原因となるでしょう。
 
また、両替のために多くの現金を用意することは、強盗などの犯罪のターゲットになるリスクを高めます。とくに、深夜帯は防犯面での注意が必要です。コンビニ側としては、不必要に多額の現金を店舗に置くことは避けたいでしょう。
 
また、コンビニの店員は商品の陳列やレジ対応、清掃など多くの業務をこなさなければなりません。両替に時間を取られると、本来の業務に支障が出る可能性があります。とくに、ランチタイムなどの混雑する時間帯では、両替によってほかのお客さまの待ち時間が増えてしまうおそれもあるでしょう。
 
コンビニのおもな役割は、商品の販売です。両替は本来、銀行やATMの役割であり、コンビニの業務範囲外と考えられています。両替に応じても売り上げにはならないことから、多くのコンビニでは両替を積極的に行っていません。
 

両替に近いかたちでお金を崩す方法

原則、コンビニでの両替は断られると考えられますが、両替に近いかたちで利用できる可能性もあります。
 
厳密にいうと両替ではありませんが、ガムやお菓子などの少額の商品を購入し紙幣で支払えば、お釣りとして硬貨やより少額の紙幣を手にできるでしょう。ただし、大量の両替には向いていない方法です。
 
レジで電子マネーやプリペイドカードに紙幣を使って必要な金額のみチャージし、お釣りを現金で受け取ることもできるでしょう。また、一部のコンビニATMでは、引き出しの際に「一部両替」ボタンを押下することで1万円分を1000円札10枚で引き出せるようです。
 
そのほか、紙幣での支払いができないコピー機を利用する場合、レジで両替に応じてくれる可能性があります。ただし、両替だけを目的にしてコピー機を使わないのはマナー違反です。
 

コンビニ以外での両替やお金を崩す方法

コンビニでの両替が難しい場合の代替手段としては、銀行の窓口や両替機、交通機関の窓口などがあります。
 
最も確実な両替方法は、銀行窓口や両替機を利用することです。ただし、銀行は営業時間が限られているため、行くことが難しい人もいるでしょう。また、口座を持っていない場合や両替する枚数などによっては手数料がかかる可能性があります。
 
そのほか、駅の窓口や券売機でも、交通系電子マネーへチャージをすることでお金を崩せる可能性があります。
 

コンビニでは基本的に両替不可の可能性が高い。代替方法を活用しよう

基本的に、コンビニは両替に対応していないと考えておきましょう。コンビニでは現金を管理する負担が大きいこと、防犯面や業務効率の観点から、多くの店舗で両替対応を積極的に行っていないためです。
 
厳密にいうと両替ではないかもしれませんが、少額商品の購入や電子マネーのチャージなどにより、お釣りをもらうことで大きなお金を崩すことは可能です。
 
両替するなら銀行の窓口や両替機、交通機関の窓口や券売機など、代替手段を活用することをおすすめします。ただし、両替する際はマナーを遵守しましょう。
 
キャッシュレス化が進んでいるとはいえ、急に小銭や紙幣が必要になるかもしれません。こうした事態に備え、状況に応じて柔軟に対応できるよう、ある程度の小銭や紙幣をキープしておくとよいでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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