自分で洗車するのが面倒くさくて洗車機を使ってしまいます。自分で洗車したほうが安いのは分かっていますが、どのくらい節約できるのでしょうか?
配信日: 2024.10.07
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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洗車にかかる費用
洗車にかかる費用は、セルフ洗車機を利用するか、自分で洗車するかで異なります。費用の相場を把握しておくと、洗車のシミュレーションがしやすくなり、経済的な観点からどちらの方法を選ぶか判断することが可能です。また、計画的に車の維持管理費を管理するのにも役立ちます。
本項では、セルフ洗車機と自分で洗車する場合の費用について説明します。
セルフ洗車機を利用する場合
セルフ洗車機の料金は、ガソリンスタンドなどの施設によって異なりますが、水洗いやシャンプー洗車は一般的に300~500円程度です。ワックスやコーティングなどのオプションを追加すると、1000円以上かかることもあります。
例えば、1回あたり500円の場合、月に1回の洗車で年間6000円、月2回の洗車で年間1万2000円のコストがかかります。
自分で洗車する場合
自分で洗車する際の費用は、水道代と道具代の2つです。
水道代は、バケツを使うかホースを使うかで異なります。
国土交通省の「節水小辞典」によると、車1台を洗う場合、バケツに水をくんで洗うときの水の消費量は約30リットルです。水道料金の単価を0.24円/リットル(東京都水道局)とした場合、水道代は約7.2円になります。
また、ホースを使って流し洗いする場合の水の消費量は約240リットルで、この場合の水道代は約57.6円になります。
年間の水道代は、以下のとおりです。
・バケツ洗い:月1回の洗車で年間約86.4円、月2回の洗車で年間約172.8円
・バケツ洗い:月1回の洗車で年間約86.4円、月2回の洗車で年間約172.8円
また、洗車の道具には、次のようなものがあります。
・スポンジ
・タオル(拭き上げ用)
・洗剤
・ワックス
商品によって異なりますが、スポンジの価格は100~300円程度、拭き上げ用タオルは200~500円程度、洗車用洗剤は700~1500円程度、ワックスは1000~1500円程度です。
自分で洗車する場合は、これらの道具の費用も考慮する必要がありますが、道具は頻繁に買い替える必要はありません。
自分で洗車するメリット
自分で洗車するメリットは、以下のとおりです。
・セルフ洗車機より経済的
・細部までしっかり清掃できる
・車の状態をチェックできる
・愛着が一層深まる
・洗車キズがつきにくい
自分で洗車する場合、はじめにスポンジや洗剤などの道具をそろえる必要はありますが、1回あたりの洗車費用(水道代)はバケツ洗いで約7.2円、ホース洗いで約57.6円とリーズナブルです。定期的に洗車する場合、セルフ洗車機を使うよりもコストをおさえられます。
また、正しい方法で洗車すれば、洗車キズがつくのを防ぐことができます。自分で洗車をすることで汚れやキズを見つけやすく、気になる箇所を念入りに清掃できるのもメリットです。さらに洗車をしているうちに、車に対する愛着が一層深まるかもしれません。
一方、セルフ洗車機のメリットは、次のとおりです。
・手洗いよりも時間や手間を省ける
・車の状態に合わせた洗車方法を選択できる
・外出先で気軽に利用できる
これらのメリットを考慮して、自分で洗車するかセルフ洗車機を利用するかを判断しましょう。
セルフ洗車機より自分で洗車するほうが経済的! 自分に合った洗車方法を選択しよう
「月に2回」など定期的に洗車をする場合、セルフ洗車機より自分で洗ったほうがコストをおさえられます。気になる部分をしっかりと清掃でき、車の状態もチェックできます。
ただし、セルフ洗車機には手軽さや時短のメリットがあるため、普段は自分で洗車し、急ぎの際にはセルフ洗車機を利用するなど、状況に応じて使い分けることも大切です。
家計や車の維持管理費の計画を立てる際は、洗車にかかるコストも考慮しましょう。
出典
国土交通省 節水小辞典
東京都水道局 よくある質問 節水について
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー