更新日: 2024.10.08 その他暮らし
アパートの郵便受けに「NHK」と書かれたシールが貼られていたのですが、これは一体何ですか? これによって支払い義務が生じるのでしょうか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
NHKと書かれたシールは「放送受信章」
「NHK」と書かれたシールは、「放送受信章」と呼ばれるものです。放送受信章は、かつて日本放送協会放送受信規約に基づき、住居の入り口など外部から見やすい場所に表示することが求められ、受信契約をした方に配布されていました。放送受信章は、NHKの契約収納活動において、受信契約の有無を確認するための目印として活用されていたのです。
放送受信章は2008年に廃止されている
NHKによると、放送受信章は2008年10月に廃止されています。NHKの契約収納活動においては携帯端末の導入が進み、放送受信章を使わずに受信契約の有無を確認できるようになったためです。現在は、放送受信規約の一部が変更され、放送受信章が使用されることはありません。
シールの有無と支払い義務は関係がない
現在では、放送受信章の有無とNHKの受信契約や支払い義務は直接影響しないと考えられます。契約状況や支払い義務の確認は、最新の手続きや方法に基づいて行われています。
NHK撃退シールに関係なく訪問は行われる
なお、現在は「NHK撃退シール」というものが一部で出回っており、玄関先に貼るとNHK担当者の訪問を防げるといわれています。しかし、NHK撃退シールが貼ってあっても、NHKは契約や支払いを確認するために訪問を行います。
未契約や未納の状況にある世帯に対しては、契約の締結や未払い金の回収を目的とした訪問が続けられるため、シールが貼られていても訪問を行う可能性があるでしょう。NHKとの契約や支払いについては正規の手続きを進めることが重要です。
NHK受信料の支払い義務について
NHK受信料の支払い義務は、放送法第64条第1項に基づき、NHKの放送を受信できる設備がある場合に発生します。具体的には、テレビなどの受信機を設置している人は、NHKと受信契約を締結しなければならないとされているのです。また、日本放送協会放送受信規約によって受信料を支払わなければならないとも定められています。
契約を確実に断りたいなら受信設備を置かない
NHKとの契約やトラブルを避ける方法として、協会の放送を受信できる機器を設備しないことが挙げられます。受信設備がない状態では、NHKとの契約義務が生じないからです。一方、受信設備を設置する場合には、NHKと契約を結ぶ必要性があることに注意しましょう。
NHKと書かれたシールと支払い義務の関係性はない
NHKと書かれたシールは放送受信章と呼ばれるもので、かつてNHKと受信契約をした家に配られていました。しかしこの制度は廃止され、放送受信章と支払い義務の関係性はなくなっています。デジタル端末により情報が管理されているため、放送受信章の有無に限らず、受信契約がなければNHKの担当者が訪問してくる可能性は高いでしょう。
なお、NHK撃退シールを貼ったからといってNHK担当者が訪問しなくなる可能性は低いようです。NHKの受信契約を断るのであれば、受信機器を設備しない方法を選択するのもよいでしょう。
出典
NHK 放送受信章をなぜ廃止したのか
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー