更新日: 2024.10.28 その他暮らし
3人家族で「東京~名古屋」に旅行に行く予定です。新幹線ではなく「車」で行ったらどれくらい節約になりますか?
本記事では、東京から名古屋まで行く場合の、新幹線と車の費用の差をご紹介します。また、快適さや移動時間も考慮したうえで選ぶなら、どちらがよいのかについてもご紹介しているため参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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東京~名古屋まで新幹線で行く場合の費用
東京駅から名古屋駅までは、新幹線を利用すると乗り換えなしで行けます。
JRおでかけネットによると、指定席を取るのに乗車券6380円、特急券は繁忙期の場合200円増しで5120円、合計1万1500円がかかるとのことです。今回の事例では「夫婦2人と子ども2人、計4人での旅行」ですが、子どもの年齢によって料金が変わるため、確認が必要です。
東海旅客鉄道株式会社のルールによると、子ども料金は以下のようになっています。
・6歳~12歳未満は「こども」料金
・12歳であっても小学生は「こども」料金
・6歳でも小学校入学前は「幼児」
・「こども」の特急券、急行券、指定席券、乗車券は「おとな」の半額
・6歳未満(幼児・乳児)は無料
・ただし、「おとな」または「こども」1人に同伴される「幼児」の人数が2人を超える場合や、「幼児」「乳児」が1人で指定席などを利用する場合、「幼児」が単独で旅行する場合は「こども」料金がかかる
そのため、子ども2人の年齢によって新幹線の合計料金は、次のように変わります。
・子どもが2人とも12歳(中学生)以上:4万6000円(往復で9万2000円)
・子どもの1人が12歳(中学生)以上、もう1人が6歳~12歳未満(小学生):4万250円(往復で8万500円)
・子どもが2人とも6歳~12歳未満(小学生):3万4500円(往復で6万9000円)
・子どもの1人が6歳~12歳未満(小学生)、もう1人が6歳未満:2万8750円(往復で5万7500円)
・子どもが2人とも6歳未満:2万3000円(往復で4万6000円)
東京~名古屋まで車で行く場合の費用
一方、車で行く場合は、高速道路の料金やガソリン代などがかかります。
東京から名古屋まで、高速道路を利用する場合の通常料金を7320円としましょう。往復だと、1万4640円かかります。
ガソリン代については、経済産業省資源エネルギー庁の資料より、2024年9月17日時点での東京都におけるレギュラーガソリンの価格は175.4円/リットルです。東京から名古屋まで高速道路を利用した場合の走行距離を315.4キロメートルとし、20キロメートル/リットルの燃費の車で移動すると、ガソリン代は2766円ほどかかる計算になります。往復だと、5532円ほどかかることになるでしょう。
高速道路の料金とガソリン代の往復分をそれぞれ合計すると、約2万200円になります。
また、車で行く場合は、旅行先で駐車場を利用することもあると考えられます。別途、駐車場代がかかることも、頭に入れておいた方がよいでしょう。
快適さや移動時間も考慮するとどちらがよいのか?
新幹線と車を比較すると、大人だけの料金でも新幹線の方が2万円以上高くなる可能性があります。そのため、なるべく旅費を節約したいのであれば、車で行った方がよいかもしれません。
ただし、費用面以外にも比較すべきポイントがあるため、慎重に検討することをおすすめします。例えば、移動にかかる時間については、新幹線だと片道1時間40分前後ですが、車だと片道3時間以上かかるケースもあります。渋滞の状況によってはさらにかかる可能性もあるため、移動時間をなるべく短くしたいのであれば、新幹線の方がよいでしょう。
また、快適さの違いもあります。子どもが小さい場合は周囲に迷惑をかける心配があるため、車の方が気兼ねなく移動できるでしょう。しかし、新幹線の場合は運転をしなくてよいため、ゆっくりとくつろぎながら旅行を楽しめそうです。そういったことも考慮したうえで、どちらを選ぶべきか、慎重に検討することをおすすめします。
新幹線の方が2万~7万円ほど高くなる可能性がある
東京から名古屋までの移動に新幹線を利用した場合と、車を利用した場合にかかる費用について比較したところ、今回のケースでは子どもの年齢によって、新幹線の方が2万~7万円ほど高くなる可能性があると分かりました。
費用面で考えると車の方が節約にはなりますが、新幹線の方が移動時間も短く、快適に移動できる可能性があるため、どちらを選ぶかは慎重に検討しましょう。
出典
西日本旅客鉄道株式会社 JRおでかけネット
東海旅客鉄道株式会社
経済産業省資源エネルギー庁 石油製品価格調査 1.給油所小売価格調査(ガソリン、軽油、灯油) 9月19日(木)結果詳細版
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー