公共の宿ってどんな宿泊施設?誰でも安い料金で泊まれるの?

配信日: 2024.10.21

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公共の宿ってどんな宿泊施設?誰でも安い料金で泊まれるの?
宿泊施設には多くの種類がありますが、通称「公共の宿」と呼ばれる、非営利団体が運営しているところがあります。
 
しかし「公共の宿」のことを知らない方もいらっしゃるでしょう。公共の宿は、民間の宿と同じように利用できる宿泊施設です。公共の宿を運営している団体に属する方は、割引料金が受けられる可能性があるため、確認してみましょう。
 
今回は、公共の宿の概要や利用条件、一般的な宿泊施設と比較した宿泊費の差についてご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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公共の宿とは

公共の宿とは、民間の会社ではなく、一般社団法人や共済組合などの非営利団体が運営している宿泊所のことです。全国各地に存在しており、多くの方が利用しています。運営団体ごとに特徴があるため、いくつかの宿を比較してみましょう。運営団体に所属している方は、会員割引を利用できるケースもあります。
 
例えば、「公営国民宿舎」は、一般社団法人国民宿舎協会が運営している宿です。全国に46の宿を保有していますが、基本的には国立公園や国民保養温泉地など、自然豊かな休養地に建てられています。環境省の発表によると、令和4年には宿泊利用者と休憩利用者を合わせて163万6760人が国民宿舎を利用しています。
 
公立学校共済組合が運営しているある宿泊施設では、温泉旅館からシティホテルまで、幅広い種類の宿を営んでいる点が特徴のようです。組合員は、メンバーズカードや組合員証、宿泊施設特別利用者証などを提示することにより、組合員価格で宿泊できるとされています。
 
他にも、国家公務員共済組合連合会が運営しているある宿泊施設は、北海道から九州まで、幅広い地域に宿泊施設を展開しており、組合員の方は、共済組合員証や国家公務員と分かる職員証などを提示すると、組合員料金での利用が可能のようです。
 

利用料金

公共の宿は、一般社団法人や組合員に属していない方でも利用できます。民間の宿と同じように、予約をしてから宿泊する仕組みです。一人旅や家族旅行、出張時の宿泊、大人数での宴会にも利用できます。
 
利用料金は、施設によってさまざまです。公営国民宿舎では、1泊2食付きで大人一人につき7000円~1万円程度を目安としています。小学生料金の目安は、6000円~9000円です。ただし、ゴールデンウィークや年末年始など、シーズンによっては料金が変わる可能性があるため確認が必要です。
 

平均宿泊費よりも料金は安い傾向にある

株式会社リクルートが2023年に実施した「じゃらん宿泊旅行調査 2023【旅行市場動向編】」によると、1泊あたりの平均価格は1万3400円でした。個人旅行の宿泊費の場合は、平均1万9900円となっています。
 
アンケート結果で比較すると、「公共の宿」の場合は、通常価格でも民間の宿泊施設より安い傾向にあることが分かりました。組合員価格になると、お得度はさらに増すでしょう。
 

公共の宿は非営利団体が営む宿泊施設|一般的な宿よりも安い傾向にある

公共の宿は、おもに一般社団法人や共済組合などの非営利団体が運営している宿泊施設です。全国各地にあるため、旅行の際に気軽に利用できる点がメリットです。
 
運営団体ごとにコンセプトや雰囲気が変わるため、自分や家族に合う宿を見つけやすいでしょう。自然豊かな地域にある施設や、都会にある施設など幅広い選択肢があります。
 
「公共の宿」の宿泊費用を、一般的な宿泊平均価格と比較した場合、1泊あたり5000円~6000円ほどの差がありました。施設によっては、もっと差が開く可能性もあります。そのため、費用をおさえて旅行したい方は、「公共の宿」の利用を検討してみましょう。
 

出典

環境省 日本の国立公園 自然保護各種データ一覧 自然公園等利用者数調(令和4年) 国民宿舎利用者数(参考)表Ⅳ-3 年度別国民宿舎利用者数(3ページ)
株式会社リクルート じゃらん宿泊旅行調査 2023【旅行市場動向編】 旅行需要は若年層を中心に回復 宿泊旅行実施者は44.2%、延べ宿泊数は2018年度比で▲16.5%  個人旅行における宿泊費は増加傾向(4ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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