「ガソリン代」が高いため車の使用を控えています。「2~3ヶ月ガソリンを入れっぱなしで放置」しているのですが、そのまま走っても問題ないでしょうか?
配信日: 2024.10.23
そこで今回は、ガソリンの使用期限やガソリン価格の推移についてご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ガソリンの価格の推移は?
経済産業省資源エネルギー庁が令和6年10月17日に公表した「石油製品価格調査の結果」によると、レギュラーガソリンの平均価格は174.9円/1リットルとなっています。直近の6週までは上昇傾向にありましたが、6週振りに前週と比べて0.1円値下がりとなりました。
ガソリン価格については、原則毎週月曜日に調査が行われ、水曜日に公表されるようです。全国の平均価格を知りたい場合は、経済産業省資源エネルギー庁が発表する資料を確認するとよいでしょう。
ガソリンの使用期限
ガソリンの使用期限は、気温の変化が少ない冷暗所で保管する場合、半年程度までであれば問題ないと考えられています。ただし、あくまでも使用期限であり、品質を保証しているものではない点に注意しなければなりません。
ガソリンは酸素に触れると、酸化して劣化につながってしまうようです。また、半年の期限はガソリンタンクを満タンにしている場合であり、タンク内の空気が多い場合は、劣化速度が上がるケースも考えられるでしょう。このことから、使用期限はあくまでも目安に留め、あまり長期間放置しないようにすべきといえます。
ガソリンを長期間放置することで発生する可能性がある問題
ガソリンを長期間放置すると発生する可能性がある問題は、以下の2つです。
●金属部分の腐食
●配管やフィルターの詰まり
それぞれの内容について、詳しく見ていきましょう。
金属部分の腐食
古いガソリンをそのまま使用すると、金属部分の腐食が発生する可能性があります。これは蟻酸や酢酸による影響と考えられ、ガソリンタンクや配管などの部分に支障をきたすおそれがあるのです。そのため、長期間車に乗らないと分かっていれば、ガソリンを使い切っておくほうがよいでしょう。
配管やフィルターの詰まり
ガソリンを長期間放置すると、粘性が高くなると考えられています。粘性が高いガソリンを使用すると配管やフィルターの詰まりにつながり、車が故障する原因になる場合があります。
特にエンジン部分への影響があると考えられており、エンジンがかかりにくくなったり、破損したりするおそれがあります。
どうしても長期間放置することになるのであれば、定期的にエンジンをかけるのも効果的とされているようです。1ヶ月に1回程度エンジンをかけて動かせば、ガソリンがとどまってしまうことを防ぎ、配管やフィルターの詰まりを避けられる可能性があります。
2~3ヶ月放置したガソリンのまま車が走行できるかは、保存環境によって異なる
ガソリンの使用期限は、半年程度といわれていますが、実際にそのままのガソリンで車を走行できるかは保存環境によって異なるようです。冷暗所であれば、半年程度放置しても問題ないと考えられているようですが、車に直射日光が当たったり、気温の変化が激しかったりする場合は、ガソリンの劣化も早くなる可能性があるため注意しましょう。
劣化したガソリンを使用すると、車の故障につながるおそれがあります。修理代が高額になる可能性もあるため、劣化したガソリンの使用は控えるべきと考えられます。
出典
経済産業省 資源エネルギー庁 石油製品価格調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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