軽自動車と普通車では「事故死亡率」は変わるでしょうか? なんとなくですが「軽」だと頼りなく感じてしまいます…。

配信日: 2024.10.24

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軽自動車と普通車では「事故死亡率」は変わるでしょうか? なんとなくですが「軽」だと頼りなく感じてしまいます…。
軽自動車と普通車のどちらを購入しようか迷う人もいるでしょう。購入価格を抑えたくても、軽自動車では事故が心配と感じることがあるかもしれません。本記事では、軽自動車と普通車の事故死亡率を紹介するとともに、軽自動車の安全性や安さについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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軽自動車と普通車の事故死亡率

「警視庁の統計」によると、軽自動車と普通車の事故死亡率は、表1の通りです。
 
表1

事故件数 重傷者 軽傷者 死者
普通車 1万1355件 434人 1万2407人 24人
軽自動車 2465件 103人 2726人 10人

出典:警視庁「警視庁の統計」より筆者作成
 
普通車では、事故件数に対する死者の割合は約0.2%です。軽自動車では、事故件数に対する死者の割合が約0.4%です。軽自動車の事故では、普通車よりも死者が2倍多いことが分かります。しかし、軽自動車は普通車同様に国の定めた安全基準をクリアして販売されているため、一概に危険とはいえません。
 

軽自動車と普通車は同じ安全テストを実施している

軽自動車と普通車は同じ基準で安全テストを実施しています。軽自動車だからといって特別な基準があるわけではなく、普通車と同じ内容のテストが行われ、安全性が確保されています。
 
そのため、軽自動車でも高評価を受けている車種であれば、普通車と同じレベルの安全性能があるといえるでしょう。各メーカーは安全テストの結果を公開しているため、購入前に情報を確認してみてください。評価の高い軽自動車であれば、事故リスクが低く、安全性においても信頼できる選択肢になります。
 

軽自動車は車を安く購入したい人に向いている

軽自動車の購入は、車を安く購入したいと考えている人におすすめの選択肢です。一般的に、軽自動車は普通車よりも低価格で販売されている傾向があります。新車価格でも100万円を切る手ごろな価格帯の車が多く、車の購入に大きな負担をかけたくない人は、軽自動車の購入を検討しましょう。
 
また、軽自動車の維持費は普通車よりも低価格な傾向です。軽自動車は自動車税が一律で、排気量が小さいため、普通車に比べて割安です。さらに、エンジンオイルの量が少なく、交換パーツの価格も比較的安価であるため、ランニングコストを抑えられます。長期間の所有を考えた場合、経済的な負担を大きく軽減できるでしょう。
 
なお、軽自動車の車体は小さいため、狭い道でも小回りが利きやすいメリットがあります。都市部で大きなミニバンを運転するのは大変ですが、軽自動車なら運転しやすく、ストレスが軽減されるでしょう。
 
また、地域によっては軽自動車の車庫証明が不要な場合もあり、取得費用がかからないメリットがあります。車庫証明の取得には手間と費用がかかるため、軽自動車を選べば負担を軽減できるでしょう。自宅に一定のスペースがあれば、月極駐車場を探す必要もありません。
 

安全性も考えるなら新しい年式を購入しよう

軽自動車を購入する際に安全性を重視するのであれば、新しい年式のものを購入しましょう。中古車でも比較的新しい年式を選べば、高い安全性能に期待できます。中古車市場では安全性能が向上した車が大きなトレンドです。
 
近年の軽自動車には、多くの先進的な安全技術が搭載されています。例えば、自動ブレーキや車線逸脱警報などです。車の購入費用を抑えることは大切ですが、自分自身と家族の安全を守るためにも、安全性能にも意識を向けましょう。
 

普通車より軽自動車の安全性が劣るとは一概にはいえない

軽自動車と普通車の事故死亡率をみると、軽自動車は普通車よりも2倍高い数値となっていますが、安全性が劣っているとは一概にいえません。軽自動車も普通車も、同じ安全テストによって評価されています。軽自動車であれば、購入費や維持費を抑えられるため、安く車を手に入れたい人に向いている車といえます。
 
しかし、自分や家族の命を守るために、安全性に目を向けることが大切です。年式の新しい軽自動車には最新の安全技術が搭載されている傾向にあるため、中古車を購入する際にはなるべく年式の新しいものを探しましょう。
 

出典

警視庁 警視庁の統計(令和4年)>警視庁の統計:(表紙から交通安全施設まで)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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