両親が「富士山に登りたい」と言っています。2人で東京から出かけると、費用はどのくらい掛かるのでしょう?退職祝いに費用を出してあげようと考えています。
配信日: 2024.11.06
本記事では、東京から富士山に行く場合はどのような方法があるのか、富士登山に掛かる費用について、事前準備費用と登山中に掛かる費用に分けて紹介します。現地に到着してから慌てないためにも、しっかりと準備をして出掛けましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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東京から富士山に行く3つの方法
東京から富士山に行く場合、主に電車、バス、車の3つの移動方法があります。まず本項では、3つの行き方に掛かる費用や時間などを解説します。
電車
東京から富士山まで電車を利用していく場合、次のようなルートになります。
・東京駅(JR中央線)→新宿駅(特急富士回遊)→富士山駅
新宿駅から出ている特急富士回遊を利用した場合の交通費は、乗車券と指定席券をあわせて1人あたり約4800円です。特急富士回遊は全席指定のため、指定席券の料金が掛かりますが約2時間半程度で到着するため、快適に過ごせるでしょう。
特急を使用せずに在来線を使用した場合は、1人あたり約2500円となり約2300円安くなります。ただし、富士山までの移動時間は約3時間となる点に注意が必要です。
バス
次に、高速バスを使用して富士山まで行く場合のルートを紹介します。
東京駅→富士山駅
東京駅から直通のバスがあるため、予約をしてバス乗り場に行けば約2時間で富士山に到着します。事前予約をすれば当日購入よりも運賃が安いため、少しでも費用をおさえたい方は事前購入しましょう。
事前購入の場合は1人あたり2190円〜、当日購入の場合は1人あたり2470円〜です。予約は1ヶ月前から可能なため、忘れずに確認しましょう。
車
車を利用して富士山に行く場合、ルートは高速バスと大きく変わりません。しかし、高速道路を利用するので高速代とガソリン代が掛かる点に注意が必要です。
東京IC→富士ICまでの高速料金は一般で3490円、ETCで2440円~です。富士ICまでの費用をおさえたい方は、ETCを利用しましょう。
ガソリン価格の全国平均はレギュラー1リットルあたり168.2円(2024年10月13日現在)です。仮に50リットルを給油した場合は8410円掛かります。
※高速料金は10月13日時点での金額です。
富士登山に掛かる費用
富士登山は移動費以外にも大きく分けて、ウェアや登山に必要な道具などをそろえるための事前準備費用と、登山料や山小屋などに掛かる登山中の費用の2種類があります。大まかではありますが、富士登山に掛かる費用について解説します。
事前準備に掛かる費用
富士登山は軽装で挑むものではありません。念入りに道具やウェアを準備しましょう。事前準備に必要なものは個人によって異なるものの、最低限そろえておきたい道具は主に次のとおりです。
・登山靴:1万円程度
・レインウエア:1万円程度
・防寒着:1万円程度
・リュックサック:1万円程度
・ヘッドランプ:2000円程度
登山靴は、ハイカットで靴底がしっかりとしたものがおすすめです。レインウエアは、防水性・透湿性にすぐれた素材のものが適しています。
リュックサックは、山小屋に泊まる方の場合30リットル前後のものがよいとされています。山は暗くなると視界が一気に悪くなるため、ヘッドランプも用意しておくと安心です。また、着脱しやすく軽い素材の防寒着を用意しておきましょう。
登山中に掛かる費用
富士登山中に掛かる主な費用は次のとおりです。
・入山料:1000円(任意)
・飲食代:1食1000円程度
・宿泊代:1泊1万円程度
・トイレ代:1回200円
富士山5合目から先に入る方は、基本的に任意ですが入山料として1人あたり1000円が掛かります。インターネットやコンビニエンスストア払い、山梨県が発行する納付書を利用した事前納付で料金を支払いましょう。
飲食代は1回あたり1000円程度、山小屋に宿泊をする場合は1泊1万円程度を想定しておきましょう。また、富士登山中にトイレを利用する場合は1回200円が掛かるため、小銭を余裕もって用意しておくと安心です。
富士登山はしっかりと事前準備することが大切
富士登山は、電車、バス、車で行くかによって掛かる料金が大きく変わります。富士登山をする際にも、入山料やトイレ代、飲食代などのお金が掛かるため準備しておきましょう。
また、富士登山は登山靴やレインウエアなどの事前準備にもお金が掛かります。普段から登山をしている方であれば、足りないものをチェックして用意しましょう。
出典
富士吉田市観光ガイド 交通・アクセス
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー