更新日: 2024.11.07 その他暮らし

使い終わったラップは「もう一度」使える?衛生面でのリスクや節約術としての「再利用法」とは

使い終わったラップは「もう一度」使える?衛生面でのリスクや節約術としての「再利用法」とは
ラップは食品の調理や保存する際に使用し、そのあとは破棄する場合が多いですが、なかには再利用される方もいるようです。しかし、一度使ったラップを再利用する際に、衛生面が気になる方もいるでしょう。
 
この記事では、ラップを再利用する際の衛生面でのリスクや、再利用に優れているシリコンラップについて解説します。使用済みのラップを有効活用する方法もご紹介しているため、節約術も知りたい方はぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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ラップの再利用は衛生面で問題はない?

ラップを一度使用しても状態がきれいな場合や、変形していなければ再利用できるでしょう。しかし、一度使ったラップは、食品から出る汁や油などの汚れが付くため、衛生面を考えると再利用をせずに破棄する方が安心です。
 
また、ラップは耐熱性に優れていますが、ラップを繰り返し電子レンジで加熱をすると、密着力が落ちる可能性があります。密着力が落ちると、食品の保護力が弱まり、食品の傷むスピードが早くなるため、細菌が増殖するリスクが高まるでしょう。
 
ラップは、衛生面だけでなく機能面も考慮して再利用できるか判断することをおすすめします。
 

再利用するならシリコンラップも検討する

衛生面や機能面から、その都度ラップを捨てることがもったいないと感じるのであれば、シリコンラップを利用するとよいでしょう。
 
シリコンラップとは、シリコン素材で作られた、洗えば繰り返し使えるラップのことです。シリコンの特徴である伸縮性と吸着性に着目して製造されており、食器に張り付けて一般的なラップのように使える特徴があります。
 
以下に、シリコンラップの特徴をまとめました。

●食品にかけた状態で冷蔵、冷凍保存ができる
●電子レンジで温めることができる
●食洗機に対応している場合もある
●煮沸消毒に対応している場合もある

シリコンラップの相場は数枚入りで約1100円(1個あたり約210円)、一般的なラップの相場は約410円(1メートルあたり約8円)といわれています。シリコンラップの方が初期費用はかかりますが、破れたりひどく汚れたりしない限り繰り返し使えるので、コスパがよいといえるでしょう。さらに、プラスチックごみの削減にもつながります。
 
しかし、シリコンラップは、吸着面に汚れがあると吸着力が弱まることがあるようです。使った後は食器と同様に、台所用洗剤を付けたスポンジでこまめに洗うようにしてください。衛生面が気になる方は、煮沸消毒が可能なシリコンラップを使うと安心です。
 

使用済みのラップの活用法

一度使ったラップは、従来の使用方法以外で再利用できる場合があります。使用済みのラップを活用する方法は、以下の通りです。

●食器や鍋の汚れを拭き取る
●グラスを磨く
●シンクや蛇口の根元を磨く
●コンロの汚れを落とす
●室内のホコリを取る
●レンジフードの汚れを落とす
●排水口のカビを落とす
●トイレの汚れを落とす

上記のように水回りの掃除を行う際に、有効活用できる場合が多いです。専用の掃除用具などを購入しなくてもよくなるため、節約につながるでしょう。
 

一度使用したラップに汚れや劣化がみられれば再利用しない方がよい。使用済みのラップは掃除などで活用しよう!

一度使ったラップでもきれいな状態であれば、食品の調理や保存で再利用可能です。しかし、ラップが汚れていたり、熱などで変形していたりする場合は、衛生面やラップの機能が低下することから使用を避けた方がよいでしょう。
 
繰り返し再利用したい場合は、使い捨てのラップの代わりにシリコンラップを洗って使う方法があります。シリコンラップは洗えば繰り返し使えるため、節約やプラスチックゴミの削減につながるでしょう。
 
また一度使ったラップは、食品の調理や保存に使わずに、キッチンやトイレなどの水回りの掃除の際に利用すると無駄なく再利用できます。掃除道具の節約にもなるため、ぜひ試してみてください。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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