更新日: 2024.11.08 その他暮らし
自宅の敷地内にある「マンホール」から水が溢れていました…業者に連絡したら「3万円かかる」と言われたのですが、自治体で対応してもらえないのでしょうか?
本記事では、家の敷地内にあるマンホールから水があふれた場合の対処法について、誰の所有物に該当するのか、業者に依頼した場合の費用相場とともにご紹介します。
また、マンホールの詰まりを予防するための清掃方法についても確認しておきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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まずはマンホールが個人の所有物か自治体の所有物か確認する
まずは、問題が起きているマンホールが個人の所有物なのか、それとも自治体の所有物なのかを確認しましょう。今回の事例では「家の敷地内にあるマンホール」ということなので個人の所有物であると考えられますが、念のため見分け方を確認しておくと安心です。
自治体の所有物となるマンホールは、公共の道路にあります。そして、ふたに自治体のマークが入っているはずなので、見分けやすいでしょう。自治体所有のマンホールから水があふれている場合は、水道局や下水道局などに連絡して対処してもらいます。
一方、個人の所有物となるマンホールは自治体のマークが入っていません。自分で管理やメンテナンスを行う必要があるため、水があふれているのを発見した場合は、自分で対処する必要があります。
自分で業者を依頼する場合の費用は?
自分の家の敷地内にあるマンホールから水があふれている場合は、業者に依頼して対処してもらう必要があるかもしれません。
マンホールから水があふれる原因は、排水管の詰まりである可能性があります。例えば、キッチンで出る油汚れや食材・洗剤カス、お風呂で出るせっけんカス、髪の毛、皮脂のほか、うっかり流してしまった固形物が詰まることもあるでしょう。
マンホールのふたを開けてみて汚水や汚物が詰まっているようであれば、長い棒などを使って詰まりを解消できる可能性がありますが、難しいようなら業者を呼ぶことをおすすめします。
マンホールの詰まりについて業者に依頼した場合の費用や料金体系は業者によって異なるため、数社の例を参考にするといいでしょう。
●作業費:2万7500円~(税込み)
●出張調査費:3300円(税込み)
●薬品洗浄:4400円~(税込み)
●下水の詰まり:6600円~(税込み)
●高圧洗浄作業:1万3200円~(税込み)
マンホールの清掃方法
個人の所有物であるマンホールは自分で管理やメンテナンスを行う必要があるため、詰まりを予防するためにも清掃手順を確認しておくといいでしょう。
●ゴム手袋を着用してマンホール内の汚物を取り除く
●網などを使って油脂をすくって取り除く
●ブラシを使ってこびりついた油脂を落とす
●落とした油脂を網などですくって取り除く
上記の作業を月に1~2回程度行っておくと、詰まりの予防はもちろんのこと、虫や悪臭の発生も防げる可能性があります。
個人所有のマンホールのトラブルは自分で対処する必要がある
マンホールには自治体所有のものと個人所有のものがありますが、今回の事例のように「家の敷地内にある」ということは、個人の所有物であると考えられます。自治体所有のものであれば水道局などに連絡してトラブルを対処してもらうことが可能ですが、個人所有の場合は自分で業者を呼ぶなどしなければなりません。
マンホールから水があふれているときは詰まりが原因である可能性が高いため、詰まりを解消してもらうよう業者に依頼するといいでしょう。費用については業者によって異なりますが、今回の事例のように3万円ほどかかることもあるかもしれません。
また、普段からマンホールの詰まりを予防できるよう、定期的に清掃しておくことをおすすめします。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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