車のフレームが破損しており車検に通りませんでした。再検査を受ける必要があると思うのですが、いつまでに受けなければいけないのでしょうか?

配信日: 2024.11.09

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車のフレームが破損しており車検に通りませんでした。再検査を受ける必要があると思うのですが、いつまでに受けなければいけないのでしょうか?
書類不備や操作ミス、整備不良、違法改造などで車検に通らなかった場合は、再検査が必要です。
 
再検査は、一定期間内であれば、限定自動車検査証を利用して公道を走行でき、不適合箇所のみの再検査で済みます。しかし、一定期間が過ぎると検査を最初からやり直す必要があります。
 
本記事では、車検に通らなかった場合の対処法や注意点について解説します。車検が通らずに再検査を受けることになった人は、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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車検が通らなかった場合の再検査は15日以内に実施

車検に通らなかった場合は、再検査が必要です。再検査は検査日を含む15日以内であれば、すでに発行された「限定自動車検査証」を使用して受けられます。不備箇所の再検査に合格すると、新しい自動車検査証が交付されます。
 
ただし、15日を過ぎると車検が切れ、検査を最初からやり直す必要があるため注意が必要です。再検査にかかる費用やポイントについても紹介します。

 

再検査にかかる費用

車検の再検査は、検査当日であれば2回まで(初回検査を含めて合計3回)無料で受けることができます。後日再検査を行う場合は、新たに検査手数料がかかります。検査手数料は整備場所や車種によって異なり、詳細は以下のとおりです。
 

■指定整備工場で整備する場合
・普通車、小型車:1800円
・小型二輪、大型特殊:1400円
 
■指定整備工場以外または自分で整備する場合
・普通車:2300円
・小型車:2200円
・小型二輪:1800円
・大型特殊:1900円
※整備費用等は別途必要です。

 

再検査を受けるときのポイント

車検の再検査を受ける際のポイントは、次のとおりです。
 

・不合格の原因を確認し、不適合箇所を修理する
・必要書類を事前に準備する
・プロに依頼する

 
車検が通らない主な理由として、書類不備、操作ミス、整備不良、違法改造などが挙げられます。
 
例えば、タイヤの摩耗、ヘッドライトの光量不足や光軸のズレ、ドライブシャフトブーツからのグリス漏れ、クラクションの動作不良、発煙筒がないなど、不合格の原因を確認し、該当箇所をしっかり修理しておきましょう。
 
また、書類不備で車検に落ちることもあるため、必要書類がそろっているか、内容に問題がないかを事前に確認することも大切です。
 
ユーザー車検の場合、操作ミスが原因で不合格となることもあります。不安がある場合は、ディーラーや整備工場に車検を依頼するのも一つの選択肢です。再検査を受ける前に、必要な準備をしっかり整えましょう。

 

15日以内に再検査ができなかった場合は「車検切れ」になる

車検に通らなかった場合、限定自動車検査証の交付を受けることで、15日以内であれば該当箇所の検査だけで済みます。車検に不合格だと公道を走ることはできませんが、限定自動車検査証があることで走行が可能です。
 
15日を超えると、はじめから検査が必要となり、車検も切れた状態になると、車検場に持ち込むには仮ナンバーの取得が必要になります。

 

車検切れの車は「売却」や「廃車」といった選択肢も

車検切れの車や、車検を通すのが難しい場合は、売却や廃車も選択肢となります。
 
売却する場合、車検切れの状態でも買い取ってくれる業者があるため、複数の業者で査定しましょう。業者によって買取額が異なるため、より高い価格で売却できる可能性があります。売却資金を新しい車の購入資金に充てることも可能です。
 
また、車検に通すのが難しく、売却もできない場合は、廃車を検討するのも一つの方法です。廃車にすることで、車の税金や維持費の負担がなくなります。

 

車検が通らなかった場合は期限内に再検査合格を目指しましょう!

整備不良や書類不備などで車検に通らなかった場合、再検査が必要です。再検査は15日以内であれば不合格箇所のみの検査で済みますが、15日を過ぎると最初から検査をやり直す必要があります。車検に落ちた際は、早めに対応し、再検査に備えて合格を目指しましょう。
 
古い車や改造が多い車は、パーツ交換や修理費用が高額になることがあるため、早めに業者や整備工場に相談することをおすすめします。

 

出典

独立行政法人 自動車技術総合機構 再入場(不適合の場合)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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