更新日: 2024.11.10 その他暮らし
友人が旅行先のコインパーキングで3万円超過の「高額請求」に遭ったそうです。一体何が起こったのでしょうか?
しかし、コインパーキングの料金システムを正確に把握せずに利用すると、数万円の高額請求をされるケースもあります。
そこで今回は、コインパーキングで長時間駐車する際に高額請求を避けるために知っておきたい注意点や、看板をチェックする際のポイントを紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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コインパーキングの最大料金が適用されない理由
コインパーキングを利用する際にチェックしたいのが「1時間あたりの駐車料金」です。特に、長時間駐車を予定している場合は「最大料金が設定されているかどうか」が重要なポイントといえるでしょう。
しかし国民生活センターによると、最大料金が設定されたコインパーキングを利用したにもかかわらず、高額の駐車料金を請求されたという相談事例が多発しており、2017年度には、363件もの相談が寄せられたそうです。
なぜ、最大料金があるはずのコインパーキングで数万円もの駐車料金が請求されるのか、その理由を詳しく解説します。
1.最大料金の繰り返しがない
コインパーキングのなかには「1日最大2000円」といったように最大料金を分かりやすく掲示しているところがあります。最大料金が設定されていれば、1時間400円のコインパーキングであっても、原則として最大料金を超えることはないとされています。
しかし駐車時間が24時間を超えた場合、最大料金の適用がされずに、1時間400円として駐車料金が計算されるケースもあります。
看板に「入庫から24時間最大料金」や「1回限り」などの記載がある場合は、注意が必要です。ただし、記載されている場合も、小さな文字で記載されていたり、分かりにくい表記になっていたりするケースも少なくありません。
例え過去に利用したことがあるコインパーキングでも、長期間駐車する場合には、必ず「最大料金の繰り返し」が適用されるかを確認しましょう。
2.最大料金が適用される条件が限られている
最大料金が適用される条件が限定されるケースもあります。よくある条件として「特定の曜日のみ適用される場合」が挙げられます。
例え最大料金が設定されているコインパーキングであっても「最大料金は平日のみ適用」や「土日祝日は最大料金が適用されない」といった表記がある場合には、注意が必要です。
その他にも「22時から翌朝6時までの入庫に限る」などの細かな条件が設定されているケースもあります。条件を満たさない状態で駐車すると、駐車した時間分の料金が適用され、想定以上の高額な料金を請求される恐れがあります。
3.最大料金について複数のパターンが設定されている
「平日8時〜18時まで最大1500円」や「全日23時〜翌6時まで最大500円」といったように、曜日や時間帯によって複数の最大料金が設定されているケースにも注意が必要です。
複数のパターンがある場合は、どの最大料金が適用されるのか分かりにくいことが多くあります。また、複雑な条件が設定されていたり、複数の条件をクリアしなければならなかったりするケースもあるため、料金システムが分かりづらく感じることも少なくありません。
最大料金が適用されない曜日や時間帯に駐車すると、通常の料金設定で計算されてしまうため、十分に気をつけましょう。
コインパーキングを利用する際は看板の内容をよく確認しましょう
コインパーキングに設置されている看板には、最大料金が分かりやすく記載されているケースが一般的ですが、なかには料金に関わる重要な情報が小さな文字や分かりにくい表現で記載されている場合もあります。
長時間にわたって駐車する際は、最大料金が設定されているかはもちろんのこと、最大料金が適用される条件やパターンもよくチェックしたうえで利用しましょう。
出典
国民生活センター コインパーキングの「表示」をしっかり確認しましょう-「一日最大○○円」…、確認せずに利用すると高額料金になることも!-
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー