更新日: 2024.11.13 その他暮らし
映画好きの友人が「映画を見るのに2000円かかる時代になってしまった…」と嘆いていました。何か「お得に鑑賞」する方法はないのでしょうか?
そこで今回は映画鑑賞料金の価格の推移を解説し、映画をお得に鑑賞できる方法をご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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映画鑑賞料金の価格の推移
総務省統計局がまとめた小売物価統計調査によると、映画を映画館で鑑賞する料金は2000年ごろに大人一人あたり1800円で統一され、以降19年間ほとんど変化がなかったようです。ところが2019年に大手映画館が1900円に値上げをしたことを皮切りに徐々に値上げをする映画館が増え、2000円まで値上げしている映画館も珍しくないようです。
小売物価統計調査の全国統一価格品目の価格を基に2019年から2023年までの映画鑑賞料金の推移を表1にまとめました。
表1
西暦(和暦) | 大人一人あたりの映画鑑賞料金 |
---|---|
2019(平成31/令和元)年 | 1815円 |
2020(令和2)年 | 1834円 |
2021(令和3)年 | 1833円 |
2022(令和4)年 | 1864円 |
2023(令和5)年 | 1903円 |
※総務省統計局 政府統計の総合窓口 小売物価統計調査 小売物価統計調査(動向編)全国統一価格品目の年平均価格-全国(2000年~) 9341映画観覧料を基に筆者作成
上記の表から2019年に値上がりした映画鑑賞料金は緩やかではありますが、さらに値上がりを続けていることが分かります。今後、2000円が標準的な価格帯になると予想できるでしょう。この流れは大人料金に限ったことではなく、シニア料金や子ども料金、レイトショーなども一様に値上がりしているようです。
映画を「お得に鑑賞」する方法
映画をお得に鑑賞する方法として考えられるものは以下の通りです。
●映画館の割引サービスを利用する
●映画館の会員になる
●ムビチケを利用する
●スマホの優待特典を利用する
●割引サービスが受けられるクレジットカードを利用する
1つずつ解説します。
映画館の割引サービスを利用する
映画をお得に鑑賞する方法の1つ目は映画館の割引サービスを利用する方法です。これらのサービスは会員でなくても受けられます。
それぞれの映画館で実施されている具体的な割引サービスの例は以下の通りです。
●特定の日(毎週水曜、毎月1日など)に割引サービスが利用できる
●午前中の早い時間帯や夜の遅い時間帯に鑑賞すれば割引サービスを利用できる
●ある一定の年齢以上の人は割引サービスが利用できる
このようにメンバーでなくても、映画を見るタイミングによって割引価格で映画を鑑賞できます。
映画館の会員になる
映画をお得に鑑賞する方法の2つ目は、映画館の会員になる方法です。それぞれの映画館では会員限定のサービスを提供しています。入会費や更新費などが必要ですが、それらを上回る金額の割引があるだけではなく、先行販売や各種クーポンなどの特典があり、大変お得です。
映画を多く見る機会がある人は利用するとよいでしょう。
ムビチケを利用する
映画をお得に鑑賞する方法の3つ目は、ムビチケを利用する方法です。ムビチケとはネットで座席指定までできる映画の鑑賞券のことですが、通常料金よりも300〜500円ほど安い価格で購入できます。
映画館の窓口やコンビニ、一部のプレイガイド、ムビチケのWebサイトで購入できます。見たい映画が事前に決まっている人におすすめです。
スマホなどの優待特典を利用する
映画をお得に鑑賞する方法の4つ目は、スマホの優待特典を利用する方法です。一部の携帯電話会社が運営する優待プログラムでは、映画の割引サービスを提供しています。
これらのプログラムはその会社のスマホを利用してなくても加入できます。映画料金の割引だけではなく、そのほかにもショッピングや電子書籍サービスなど幅広いサービスを提供しているようです。
スマホに限らず、有料の動画配信サービスや会社の福利厚生などでも映画鑑賞の優待が受けられるようです。気になる人はチェックしてみるとよいでしょう。
割引サービスが受けられるクレジットカードを利用する
映画をお得に鑑賞する方法の5つ目は、映画鑑賞の割引サービスが受けられるクレジットカードを利用する方法です。クレジットカードの特典に映画鑑賞料金の割引サービスが受けられるものがあります。中には年会費などが無料のカードや、映画館のメンバー特典と同じようなサービスがあるクレジットカードもあるため、1枚持っておくとよいでしょう。
映画料金は少しずつ値上がりしているが、映画館が提供する割引サービスなどを賢く利用すればお得に鑑賞できる
大人一人あたりの映画鑑賞料金はこれまで20年近く1800円でしたが、ここ数年は値上がりの傾向にあり、最近では2000円が標準的な価格帯のようです。しかし映画館もさまざまな割引サービスを実施しており、あらかじめチェックしておくことで安く映画鑑賞できるでしょう。
本記事を参考にしてお得に映画を楽しんでください。
出典
総務省統計局 政府統計の総合窓口 小売物価統計調査 小売物価統計調査(動向編)全国統一価格品目の年平均価格-全国(2000年~) 9341映画観覧料
総務省統計局 政府統計の総合窓口 小売物価統計調査 小売物価統計調査(動向編)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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