更新日: 2024.11.13 その他暮らし

お札が雨に濡れて破れてしまった!「端が切れた程度」なのですが、そのまま使っても問題ないですよね?

お札が雨に濡れて破れてしまった!「端が切れた程度」なのですが、そのまま使っても問題ないですよね?
土砂降りの日に水たまりへ財布を落としたり、プールへ行ったときにうっかり水に触れてしまったりなど、さまざまなシチュエーションで、お札がぬれてしまうことがあります。お札がぬれても、破れないように乾かせば問題はないようです。しかし、乾かす段階で破れてしまうケースもあるでしょう。
 
もしお札を破ってしまったときは、銀行での交換が可能です。今回は、破れたお札の交換方法や注意点についてご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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破れたお札は状況によっては使えない可能性がある

お札の角が少し破れている程度で、レジに通しても問題ないのであれば、交換は必要ないでしょう。しかし、ぬれてビリビリに破れてしまったり、ひどく汚れていたりするときは、銀行での交換がおすすめです。
 
財務省でも「もし、使用するのが難しいと感じるような紙幣が手元にある場合は、お近くの日本銀行にて交換して下さい。」とホームページで示しています。ぬれたり破れたりしたお札は、近くにある日本銀行の本支店などに持っていくといいでしょう。
 

お札の交換方法

日本銀行以外の金融機関でも取り扱っているケースがあるようです。よく利用する銀行などに問い合わせてみましょう。
 
破れたお札を交換してもらう際には、残っている面積の割合に応じて金額が変動します。残った面積割合ごとの引き換え基準は以下の通りです。

●全体の3分の2以上が残っている場合:額面全額
●全体の5分の2以上、3分の2未満が残っている場合:額面の半額
●全体の5分の2未満しか残っていない場合:交換不可

例えば、1万円札を中心部分で、うっかり破ったとしましょう。この場合、もし破れた紙片を2枚とも所持していれば、すべて残っていることになるため1万円札と引き換えられます。
 
しかし、雨にぬれて1万円札の半分を紛失した場合は、残存している面積が3分の2未満のため、引き換えてもらえる金額は5000円です。
 

お札を交換するときの注意点

破れたお札を持って行くとすぐに交換してもらえるわけではなく、損傷度合いやお札の量によって、時間がかかる可能性があります。そのため、時間に余裕のあるときに行きましょう。
 
また、対応できるのは銀行の営業日のみです。基本的に平日であることが多いため、仕事の都合などで行けない場合は、パートナーやご家族に依頼した方がいいでしょう。
 
また、ぬれたお札を持っていく場合は、乾かしてからにしましょう。
 

燃えたお札や溶けた硬貨も交換できる可能性がある

破れたお札だけでなく、燃えたお札や溶けた硬貨も、状態によっては交換できます。日本銀行によると、灰になったお札も、ある程度までなら本物かどうかの識別ができるとのことです。もし、燃えたお札を持っていく場合は、バラバラにならないよう、箱などに入れていきましょう。元の形が崩れると、識別できなくなる可能性があるためです。
 
溶けた硬貨も同様に、硬貨の模様が分かるなどの条件に当てはまっていれば、交換してもらえます。どちらの場合も、できるだけ元の形が残っている方がいいでしょう。
 
特に、バラバラに破れたお札は、形が崩れないようにテープで留め、裏表の確認ができるようにする必要があります。
 

破れの度合いに応じて使えるかどうかが変わる

お札が破れたときは、破れの度合いに応じて、使用できるかどうかが変わってきます。お札の端が少し破れている程度であれば、普段の買い物でも使用できるかもしれません。
 
しかし、雨にぬれて半分にちぎれてしまったり、何かの拍子に燃えてしまったりした場合は、普段の買い物には使用できないでしょう。日本銀行を始め、対応している銀行で交換する必要があります。破れたお札の交換は、残存している割合によって、受け取れる金額が異なるため注意しましょう。
 
雨にぬれて破れた場合は、すべての紙片を集めてから交換してもらうことをおすすめします。残存割合が大きいほど、全額交換してもらえる可能性が高くなるためです。
 

出典

財務省 よくあるご質問 誤って紙幣を破ってしまった時は、どうすればいいですか
日本銀行 日本銀行について Q傷んだお金、燃えて灰になってしまったお札や溶けてしまった硬貨は、どこに持ち込めばいいですか? 損傷したお札はどのような基準で引き換えてもらえますか?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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