大学生の娘は「二重整形」したいそうです。「8万円」かかるそうですが、そもそもやらせて大丈夫でしょうか? リスクが心配です…。
配信日: 2024.11.15
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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二重整形には「埋没法」「切開法」がある
二重整形には「埋没法」と「切開法」の二種類があります。
埋没法は、メスを使わずに二重まぶたを形成する施術です。医療用の細い糸を使用し、まぶたの内部を数か所留めることで二重のラインを作ります。
切開法は、まぶたを切開して二重を作る手術です。「全切開法」では二重ラインに沿って目頭から目尻まで切開し、「部分切開(小切開)法」では、二重ラインの一部を数ミリだけ切開します。
埋没法のメリット・デメリット
埋没法は、メスを使わないことで施術後の回復が早く、まぶたへの負担が軽い点が大きな利点だとされています。そのためダウンタイムが短く、施術から日常生活への復帰が比較的スムーズに行えるようです。
糸を使った施術は元に戻すことが容易なため、仕上がりに満足できない場合でも再調整が可能です。しかし、まぶたの厚みや脂肪が多い場合には、理想的な二重ラインを維持するのが難しいことがあります。
また、糸が緩んだり切れたりすることでラインが崩れるリスクもあるため、長期的な効果を求める人には向かない可能性があります。
切開法のメリット・デメリット
切開法は、二重ラインを長期間維持できるため、安定した仕上がりを求める人に適しているといわれています。まぶたの余分な皮膚や脂肪を除去できるため、厚みのあるまぶたにも対応しやすく、カウンセリングで細かいデザイン調整が可能です。
一方で、ダウンタイムが長く、腫れや内出血が落ち着くまで個人差はありますが2〜3週間かかることがあるようです。また、一度切開すると元には戻せず、修正するための手術が必要になるといわれています。
埋没法と切開法の費用を比較
美容外科で行われる埋没法と切開法の費用を比較すると表1の通りでした。
表1
美容外科 | 埋没法の費用 | 切開法の費用 |
---|---|---|
A | 2万9800円~ | 19万5100円 |
B | 2万3100円~ | 18万8920円 |
※筆者作成
切開法は一般的に手間がかかり、術後の仕上がりが半永久的に維持できるため、価格が高くなる傾向があるようです。埋没法は一時的な二重形成を目指すため、比較的リーズナブルな価格設定です。
二重整形実施者の半数以上が埋没法
「Medimee」が行った「二重整形の満足度」に関するアンケート調査によると、施術経験者のうち「埋没法」を受けた人は85.3%、「切開法」を選んだ人は19.5%という結果になりました。
埋没法が選ばれる理由としては、費用が抑えられる点や、修正がしやすくリスクが比較的低い点が挙げられます。切開法は、効果が長く持続することや、希望する二重ラインをより正確に実現できることから支持される傾向が見られました。
8割以上が二重整形手術に満足
二重整形に関する調査では、「非常に満足」と答えた人が39.0%、「満足」が46.3%となり、全体の約85%が施術に満足しているという結果でした。
多くの回答者から、施術後に自信が持てるようになり、長年のコンプレックスが解消されたという声が寄せられています。
埋没法と切開法のどちらを選ぶかによってメリット・デメリット、費用も大きく変わる
二重整形は、外見にコンプレックスを感じている人が、より自信を持って過ごせるようにと願う気持ちから選ぶ治療法の一つなようです。しかし、同時にリスクも伴う可能性がある手術でもあります。
埋没法は、比較的短時間で施術が完了し、ダウンタイムも少ないため、手軽に二重を実現したい方に向いています。切開法は持続性が高く、理想の二重ラインを作りやすい傾向があるため、長期的な効果を求める方に適しています。
施術方法によって費用は異なるので高い安いというのは人それぞれですが、娘さんの心の健康と自信の向上につながる可能性もあるでしょう。最終的な判断は、手術のリスクと期待する効果を十分に話し合ったうえで、納得のいく選択をすることが大切です。
出典
「二重整形の満足度」に関するアンケート調査(Medimee調べ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー