更新日: 2024.11.16 その他暮らし

月1万5000円の月極駐車場を契約したところ、初期費用が「6万円」でした…思ったよりも高額な気がしますが、一般的なのでしょうか?

月1万5000円の月極駐車場を契約したところ、初期費用が「6万円」でした…思ったよりも高額な気がしますが、一般的なのでしょうか?
車を所有する場合、駐車場の確保が必要になるでしょう。都市部では、月極駐車場の契約時に必要な初期費用が高額になるケースも少なくないようです。
 
今回は、月額1万5000円の月極駐車場で、初期費用が6万円かかることは一般的なのかについてまとめました。
FINANCIAL FIELD編集部

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月極駐車場の初期費用の内訳

月極駐車場の契約時に請求される初期費用の内訳は、一般的に敷金を始めとする、以下のような費用で構成されています。

・敷金
 
・礼金
 
・仲介手数料
 
・前払いの駐車料金

敷金は、1ヶ月~2ヶ月分の月額料金に相当することが多いとされており、今回の場合は、1万5000円~3万円程度です。また、賃貸住宅と同様、駐車場でも礼金を要求されることがあります。通常0.5ヶ月~1ヶ月分程度で、今回では7500円~1万5000円程度でしょう。
 
仲介手数料は不動産会社や管理会社へ支払うもので、一般的には0.5ヶ月~1ヶ月分です。直接契約の場合は必要ありません。一部では、契約月や翌月分の駐車料金を前払いで要求されることがあります。
 
そのほか、立体駐車場などで使用する鍵やリモコンなどにかかる「備品保証金」や、保証会社への加入が必要な際の「保証委託料」などが必要な駐車場もあるため、これらを合計すると、6万円程度になる可能性は十分にあります。6万円が妥当かどうかを判断するには、立地や設備、周辺の相場を考慮しましょう。
 
都心部や駅の近くなど利便性の高い場所であれば、初期費用が高額になるのは仕方がないことともいえるでしょう。また、セキュリティーシステムや屋根付きなど、充実した設備がある場合は見合った費用になるといえます。
 
初期費用の相場については、周辺の同様の駐車場と比較して大きく逸脱していないかチェックしましょう。
 

初期費用の違いが生まれる理由

駐車場の初期費用は、地域の需要と供給のバランスに大きく左右されます。一般的に都心部は土地の価格が高く駐車場の需要も高いため賃料も高く、初期費用が高額になりやすいといえるでしょう。
 
一方、郊外など比較的土地に余裕がある場所では、初期費用も都心部ほど高くならない傾向があります。地方都市の場合も都市の規模や経済状況によって大きく異なりますが、一般的に東京都などの都心部よりは、低めの設定になっているケースが多いでしょう。
 
また、駐車場の形態によっても初期費用に差が出ることがあります。駐車場の形態は大きく「平面駐車場」「立体駐車場」「機械式駐車場」の3つに分けられます。一般的に、平面駐車場の初期費用は比較的低めであり、設備投資が大きい立体駐車場や、高度な技術を必要とする機械式駐車場は高額になりやすいでしょう。
 

初期費用をおさえる方法

駐車場の契約において、初期費用の交渉の余地はゼロではないといえます。例えば、駐車場に空きが多い場合、長期の利用を約束することで、オーナーは安定した収入を確保できるため、初期費用の減額を交渉しやすくなる可能性があります。ただし、都心部の人気エリアなど、需要が高い地域では難しいかもしれません。
 
同じエリアでも駐車場によって初期費用に差が出ることもあるため、複数の駐車場を比較し、より安い方を選ぶといいでしょう。
 
そのほか、駐車場を探すサイトなどでは、敷金や礼金が無料の駐車場や、更新料が不要の駐車場などが見つかる可能性があります。
 

初期費用の6万円が高いかどうかは、立地や設備などの条件による

月額1万5000円の月極駐車場で初期費用が6万円というケースは、珍しくはないようです。しかし、妥当な金額かどうかは、地域や駐車場の種類などによって大きく異なります。
 
駐車場を契約する際は、初期費用だけでなく、月額賃料や契約期間、設備などを総合的に判断することが大切です。返金条件、解約条件なども確認しましょう。
 
同じエリアの駐車場を比較し交渉することで、よりいい条件で契約できる可能性もあります。駐車場は慎重に検討し、最適な選択をする必要があるでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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