更新日: 2024.11.25 その他暮らし
週1回金沢から東京への出向があります。東京で4万円の家賃のアパートを借りるのと、毎週新幹線で通うのでは、どちらがお得になるのでしょうか?
本記事では金沢-東京間の出向を例に、新幹線代と家賃を比較してどちらがお得か検証します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
毎週新幹線で通う場合と東京にアパートを借りる場合でコストを比較
金沢-東京間の片道料金を紹介します。北陸新幹線の普通車指定席(通常期)の交通費は以下の通りです。
●運賃:7480円
●特急料金:6700円
合計で、片道1万4180円かかります。往復すれば2万8360円です。月に4回東京への出向があれば、毎月11万3440円の交通費が発生します。
家賃を月4万円ほどに抑えられるのであれば、東京でアパートを借りるほうが費用を安く抑えられるでしょう。
ただし、ニフティライフスタイル株式会社(東京都新宿区)が運営するニフティ不動産の「2024年10月版【東京23区内】家賃相場が安いランキング」によると、1R で1番安いのは足立区の6万2000円となっています。したがって、東京23区では月4万円で借りるのはかなり難しいと考えられます。
なお、「2024年10月版【東京都下】家賃相場が安いランキング」で1番安いのは八王子市の4万円です。東京都下であれば、月4万円以内の家賃が実現する可能性はあります。
新幹線代を節約する方法
金沢から東京へ週に1回出向する場合、新幹線代が大きな負担になります。しかし、新幹線にはさまざまな割引制度やお得な利用方法があり、工夫次第で出費を抑えることが可能です。ここでは、新幹線代を節約するためのポイントを紹介します。
早期予約のWeb割引を利用する
新幹線代を抑えたい場合、インターネットから早めに予約すれば割引を受けられるサービスがあります。
例えば、乗車日の21日前や3日前までなど早い時期に予約をすると、通常の運賃よりも安くなります。ただし、サービスや時期によって割引率が異なるため、出向の日程が決まっているなら、早めに確認しておくとよいでしょう。計画的に予約をすることで、出費を抑えられます。
往復割引で費用を軽減
出向が決まっているなら、往復割引を活用することで効率的に費用を抑えられます。片道の移動距離が601キロメートル以上になる場合、新幹線には「往復割引」が適用され、運賃が1割引きになります。金沢-東京間のような長距離移動であれば、大幅な節約につながるでしょう。
定期的に遠方へ行く場合は交通費と家賃をよく調べて検討しよう
新幹線での通勤費用は、月4回の往復で約11万円と大きな出費になるため、4万円程度の家賃であれば東京でアパート生活をするほうがコストを抑えられる可能性があります。また、東京での生活は節約術を取り入れれば、より生活費を抑えられるでしょう。
仕事などで定期的に遠方へ行く場合、交通費と家賃を調べ、通勤時間や生活スタイルも踏まえてどちらがよいか検討しましょう。
出典
ニフティライフスタイル株式会社 ニフティ不動産 【2024年10月版】家賃相場が安い東京の地域や駅ランキング~格安物件の見分け方~
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー