買い替え時に高く売れる!? 「リセールバリュー」の高い車TOP5を紹介
配信日: 2024.11.25
そこで今回は、リセールバリューの高い車トップ5をご紹介し、リセールバリューの評価基準や影響する指標を解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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リセールバリューとは
リセールバリューとは、車を手放す際の価値を表すもので、下取りや売却時の価格を指すようです。車は年数が経過すると新しい車に買い替えるケースがあり、既存の車を下取りに出したり売却したりして、新しい車の購入資金に充てる場合があります。
車の購入時に、手放すときのことを考えるかは人によって異なるようですが、できるだけ損をしないようにリセールバリューが高い車を求める人もいるでしょう。
リセールバリューの評価基準とは?
リセールバリューの評価基準は、総務省が発表している「中古車残価率表」を参考にするケースがあります。自家用の普通車と軽自動車の残価率は、表1の通りです。
表1
1年 | 2年 | 3年 | 4年 | 5年 | 6年 | |
---|---|---|---|---|---|---|
普通車 | 0.681 | 0.464 | 0.316 | 0.215 | 0.146 | 0.100 |
軽自動車 | 0.562 | 0.316 | 0.177 | 0.100 |
※総務省「自動車取得税における通常の取引価格について」を基に筆者作成
中古車の残価率は、自家用の場合は普通車が6年、軽自動車が4年と耐用年数が決められています。普通車・軽自動車ともに、耐用年数になると残価率が10%になります。
例えば、中古車残価率表を基に3年経過後に手放すケースを計算するとします。自家用の普通車で、新車の購入価格が500万円の場合は158万円になるでしょう。
ただし、実際に取引されるリセールバリューは、購入後から3年で50〜60%、5年で40〜50%といわれており、中古車残価率表の数字は目安として考えるとよいでしょう。
リセールバリューに影響する指標
リセールバリューに影響すると考えられる指標は、以下のものがあげられます。
・人気
・グレードやカラー
・新車購入時の大幅な値引き
リセールバリューは、対象車種の人気で金額が左右するといわれており、購入する車によって残価率が変化する仕組みがあるようです。この「人気」は、新車発表時だけではなく、中古車として流通してからの人気も該当するでしょう。
また、人気車種でもグレードやカラーによって残価率が異なる可能性があります。グレードは車種によって影響するものとしないものがあるようですが、カラーは白と黒が人気のようです。
続いて、新車時に値引きが大きい車はリセールバリューが低い傾向にあるといわれています。新車の値引きはその車の価値を下げることにつながるようです。
リセールバリューの高い車TOP5
リセールバリューが高いといわれている車種は、表2の通りです。
表2
1位 | トヨタ ランドクルーザー70 |
2位 | トヨタ アルファード |
3位 | トヨタ アルファードハイブリッド |
4位 | トヨタ ヴェルファイア |
5位 | トヨタ ヴェルファイアハイブリッド |
※筆者作成
国産車では、国内トップクラスの販売台数を誇るトヨタ自動車株式会社の車が人気のようです。特にミニバンのアルファードやヴェルファイアなどは人気な傾向があるようです。
リセールバリューの高い車はトヨタが多い
リセールバリューの高い車は、トヨタ自動車株式会社の車が多いようです。特に、アルファードやヴェルファイアといった大型ミニバンの残価率は、国内トップクラスといわれています。
そもそもリセールバリューは総務省の「中古車残価率表」を基準にするといわれていますが、該当する車種の人気が残価率に影響するようです。国内でも人気のある車を購入することで、手放す際に高値で売却できる可能性があります。
出典
総務省 自動車取得税における通常の取引価額について
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー