更新日: 2024.11.27 その他暮らし
潔癖症の妻は「年1回」家中のタオルを新調します。洗濯もしているし何年かは使えるのではないでしょうか?
そこで本記事では「タオルの買い替え時期」について、アンケート結果を基に解説します。タオルに発生する菌や、買い替え時期の目安なども紹介します。タオルの買い替え時期に悩む方はぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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タオルの買い替えは平均で1年程度
KBツヅキ株式会社が行った「タオルに関する実態調査」によると、毎日使うタオル(バスタオルや手拭きタオルなど)の買い替え頻度は「1年」が最も多く、次いで「6ヶ月」「3ヶ月」となっています。一方で、3年以上使っている人も1割近くいました。
なお、タオルを買い替えようと思ったきっかけは、以下の通りです。
●見た目の劣化(色褪せ・黄ばみ・破れなど)(55%)
●手触りが悪くなる(ごわごわする)(43%)
●においが気になる(38%)
「見た目」「手触り」「におい」をチェックポイントに、買い替えを検討しているようです。
タオルに付着する菌について
タオルにはたくさんの菌が付着しているといわれています。タオルの菌が増殖する要因には、皮脂汚れ・水分・温度・pH(酸性・中性・アルカリ性を示す単位)などがあり、それぞれ適した育成条件があります。
たとえば、以下の条件で菌が繁殖しやすいといわれています。
●湿度が高い環境
●濡れたままで放置する
●何日も同じタオルを使う
また、タオルの部屋干し臭の原因は、「モラクセラ菌」という菌の糞が原因であるといわれています。タオルが乾くまでの時間が長いほど菌が繁殖しやすいため、湿度の高い季節や湿気がこもりやすい場所で乾燥をする際は注意が必要です。
なお、アンケート結果では、「タオルを部屋干ししている」という回答が6割も見られました。天気が良くても花粉や黄砂の付着を避けるために、部屋に干す人もいるようです。
部屋干しは、菌が繁殖しやすい条件がそろいがちです。以下は、菌を防ぐために自宅でできることの一部ですので、ぜひ試してみてください。
●洗濯乾燥機の使用(高温乾燥機だとなおいい)
●熱湯に浸す(ただし、お湯から取り出したらすぐに洗濯乾燥する)
●漂白剤を使用
●抗菌タオルを使う
短い時間で乾かす工夫や、菌を減らすような工程があります。
古いタオルは有効に使って節約を
買い替えた後の古いタオルは、すぐに捨てずに再利用もできます。たとえば、適度な大きさにカットし、キッチンのコンロ回りや水回り、窓のレールや自転車など、汚れやすい箇所の拭き掃除などに利用すれば、雑巾やクロスの節約になります。
濡らして固く絞れば、台拭きやおしぼりとしても使えるので、日用品の節約になるでしょう。また、タオルはさまざまな使い方ができるので、車の中や避難バッグに入れておくのもおすすめです。
使い続ける場合は洗濯にも注意が必要
「タオルは頻繁に洗濯している」という方も多いと思いますが、洗濯にも注意が必要です。
現在の洗濯表示は、衣類にダメージを与えない上限を示した「上限表示」です。これは「表示されたものよりも強い作用や高い温度で洗濯をしてはいけない」という意味であるため、示された作用や温度で行うか、それよりも穏やかな条件で行う必要があります。
洗濯表示に従って正しい洗濯方法を行うことで、タオル生地への負担が少なく、長持ちする可能性は高くなるでしょう。
タオルを買い替える時期の平均は1年程度。洗濯方法に注意すれば長く使えるかも
アンケート結果によると、タオルを交換する平均的な期間は1年程度です。一方で、3年以上使う人もいました。タオルの菌は、温度が高い環境やぬれたままでの放置、同じタオルを何日も使うことで増殖するといわれています。
こまめな洗濯は菌の繁殖を防げるため、おすすめです。なお、乾燥機や漂白剤の使用は、より菌の繁殖をおさえる働きをします。ただし、洗濯表示を無視した洗濯をすると生地を傷めてしまい、タオルの寿命を縮めかねません。洗濯表示をきちんと確認し、表示に従った洗濯を行いましょう。
また、使い古したタオルは掃除などで使用し、節約にもつなげましょう。
出典
KBツヅキ株式会社 タオルに関する実態調査(PR TIMES)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー