更新日: 2024.12.01 その他暮らし

過去に2回、自転車の違反で「罰金」を払ったけど金額がどちらも違うのはなぜ?自転車で道路交通法を違反したら内容によって「罰金」が変わるのでしょうか?

過去に2回、自転車の違反で「罰金」を払ったけど金額がどちらも違うのはなぜ?自転車で道路交通法を違反したら内容によって「罰金」が変わるのでしょうか?
自転車は、車両の一種であり道路交通法の規制対象です。交通ルールを守って走行しなければ、罰則が科せられます。重大な事故を防ぐために、信号無視や飲酒運転などの交通違反には厳しい罰則が科せられており、罰金の金額は違反内容によって異なるのが特徴です。
 
本記事では、自転車の交通違反による罰金額の違いについて紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

自転車も道路交通法の規制対象

自転車を歩行者と車両の中間と捉えている人は多いのではないでしょうか。道路交通法では、自転車は車両として扱われます。そのため、車両と同じく交通ルールを守る義務が発生し、違反すると罰則が科せられます。自転車を利用する際は、道路標識や信号はもちろん、車道と歩道を使い分け、速度制限なども守らなければなりません。
 

自転車の交通違反は内容によって罰金が変わる

自転車の交通違反にはさまざまな種類があり、違反内容によって科される罰金や懲役が異なります。自転車の安全運転を意識づけるため、法律によって違反行為と厳しい罰則が定められているのです。ここでは、北海道警察のホームページを基に、代表的な違反項目と罰則を紹介します。
 

信号無視

自転車で信号無視を行うと、3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金が科せられるおそれがあります。信号や警察官の手信号などに従わず自転車を走行させると、重大な事故につながりかねないため、厳しい罰則が設けられています。
 

飲酒運転

お酒を飲んで自転車を運転すると、飲酒運転で5年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられるおそれがあります。
 
道路交通法第65条では、「何人も、酒気を帯びて車両等を運転してはならない」と規定されていることから、自動車の飲酒運転同様に厳しい罰則が設けられているのです。アルコールを摂取すると判断能力や反射が鈍り、重大な事故のリスクが高まるため、飲酒後の運転は決して行ってはいけません。
 

2人乗り

自転車の2人乗りは、2万円以下の罰金または科料が科せられる可能性のある違反行為です。乗車制限に違反して2人以上で自転車に乗る行為は禁止されています。自転車の2人乗りはバランスを崩しやすく、ふらつきや転倒により事故の原因になりかねないため、安全上の観点から取り締まりが行われています。
 

普通自転車での歩道通行

普通自転車で歩道を走行する行為は、2万円以下の罰金または科料が科せられる場合があります。普通自転車とは一般的に使用されている自転車のことで、車体の大きさや構造が内閣府令で定める基準に適合しており、ほかの車両をけん引していないものを指します。
 
歩道を普通自転車で走行できるのは、道路標識で認められている場合などに限られており、道路標識で指定された部分または歩道の中央から車道寄りの部分を徐行することが求められます。
 
また、歩行者の通行を妨げる場合には、一時停止が義務づけられているのです。歩道上での安全を確保するために定められている規定であり、歩行者との事故を防ぐ目的があります。
 

自転車による交通違反は内容によって罰則が異なる

自転車による交通違反は、内容に応じて異なる罰則や罰金が科せられます。信号無視や飲酒運転、2人乗り、歩道の通行などの違反行為に対して、それぞれ罰則が定められており、自転車の安全な利用を確保するために厳しい取り締まりが行われています。
 
自転車の走行ルールを守らないと、重大な事故につながりかねません。自転車の利用者は、自らの安全だけではなく、ほかの歩行者や車両の安全を守るためにも道路交通法を守ることが求められます。
 

出典

北海道警察ホームページ
e-Govポータル法令検索 道路交通法(昭和三十五年法律第百五号) 第四章 車両等の運転者及び使用者の義務 第一節 運転者の義務 第六十五条(酒気帯び運転等の禁止)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集