中央線の新車両のグリーン車には「半自動ドアボタン」があるそうですが、その他にどのような特徴があるのでしょうか。便利なら「通勤」でも使おうと思っています…。
配信日: 2024.12.07
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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半自動ドアボタンとは
中央線のグリーン車に導入される半自動ドアボタンとは、列車が駅に到着してもドアが自動で開かず、乗客がドアの横についているボタンを押して開閉を行う仕組みのことです。
冷暖房の効率を維持でき、特に冬季の寒い時期には外気を車内に入れないために役立っています。また半自動ドアボタンの導入により乗ったら閉めるというマナーも育まれ、乗客自身がドアを閉めることで車内の冷暖房効率が損なわれないよう配慮されています。
2025年春から中央線でグリーン車が登場
JR東日本では、首都圏近郊を結ぶ主な路線でグリーン車による着席サービスを提供しています。
そして2025年春からは、中央線でもグリーン車が本格的に導入されることが決まっています。中央線には、新たに2階建てグリーン車が2両連結される予定です。中央線のグリーン車は快適さを求める通勤や通学客、長距離利用者にとって大変大きな魅力となるでしょう。
2025年春の運用開始までは普通車扱いで乗車できる
通常、クリーン車を利用するにはグリーン券を購入しなければなりません。しかし、2025年春の本格運行開始まではグリーン車お試し期間として、グリーン料金なしで乗車することができます。利用者にとっては通常の運賃で普段は味わえないグリーン車の快適さを体験する絶好の機会といえるでしょう。
料金は他のグリーン車サービスと同様になる予定
中央線の新しいグリーン車は、他のJR東日本のグリーン車サービスと同様の料金体系が採用される予定です。
表1
距離 | Suica料金 | 紙のきっぷ、車内での購入料金 |
---|---|---|
50kmまで | 750円 | 1,010円 |
100kmまで | 1,000円 | 1,260円 |
101km以上 | 1,550円 | 1,810円 |
出典:JR東日本「料金・きっぷ>普通列車グリーン車」より筆者作成
グリーン車は、長時間の移動を快適に過ごすための手段として役に立ち、追加料金を払ってでもその価値を感じたいと思えるサービスです。
中央線グリーン車のそのほかの特徴
中央線に導入される新しいグリーン車は、車内の快適さや利便性を追求した数々の特徴を備えています。
例えば、乗客はリクライニングシートを自由に調整でき、席間のスペースを広げられます。また、全ての座席に電源コンセント、テーブル、ドリンクホルダーが完備されており、長時間の移動でも快適に過ごせるでしょう。
さらに、車内では「JR-EAST FREE Wi-Fi」を利用できるため、仕事やエンターテイメントなど、移動中の作業などを快適にサポートしてくれます。
サポートという点では、グリーン車には専任の「グリーンアテンダント」が乗務し、サービスを提供してくれるため何かと安心です。
ドアの形状にも改良が加えられており、これまでの片開き式から両開き式へ変更される予定です。両開きになることで乗客がよりスムーズに行えるようになり、東京駅といった主要駅ではラッシュ時の素早い乗降が可能になるでしょう。
中央線快速は本数が多く、乗降時間の短縮が求められる傾向があり、効率的な運行を支援するためにドアの形式が変更されるようです。
中央線に導入されるグリーン車にはラッシュ時の対策が行われている
中央線に導入されるグリーン車には両開き式ドア、自動回転式座席、半自動ドアボタンなど混雑への対策や車内で快適に過ごせる設備などが導入される予定です。
中央線グリーン車の料金は他の路線のグリーン車と同様で、移動距離によって変動します。長時間立ちっぱなしでの通勤・通学がつらい、混雑時でも快適に過ごしたいと考えている方は、2025年春からの本格運行を機に利用を検討してみるのもよいでしょう。
出典
JR東日本 中央線快速・青梅線でグリーン車サービスを開始します~快適な移動空間の提供を通じ、輸送サービスの質的変革を目指します~
JR東日本 料金・きっぷ>普通列車グリーン車
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー