友人夫婦のご祝儀が、2人連名で「3万円」だった! 相場は「5万円」だと思うのですが、指摘するのはNGでしょうか?
配信日: 2024.12.11
本記事では「夫婦2人でご祝儀3万円はマナー違反といえるのか」「ご祝儀が少なかった場合の対応方法」について解説していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
結婚式は予想していた金額が集まるものなの?
結婚式のご祝儀において、実際にもらったご祝儀が想定していたご祝儀総額と比べてどうだったのかを見ていきましょう。楽婚の花嫁サロンが全国の20~60代以上の男女200名を対象に行った調査結果によると、以下のとおりです。
・ご祝儀は予想していた金額が集まった:54.0%
・ご祝儀は予想していた金額よりも多かった:31.5%
・ご祝儀が予想していた金額よりも少なかった:14.5%
この結果によると、約85%がご祝儀は予想した金額と同等もしくは多かったと回答しており、多くの人が一般的な相場の金額で渡していることが分かります。
夫婦2人を招待した場合の一般的なご祝儀の相場とは?
夫婦で結婚式に招待した場合、包んでもらえるご祝儀の一般的な相場を知りたいという人もいるでしょう。ゼクシィによると、ご祝儀の相場は新郎新婦との関係性によって異なっています。
図表1
ゼクシィ 結婚式に“夫婦で”出席!ご祝儀の金額&ご祝儀袋の書き方はどうする?
図表1のとおり、関係性によって金額は異なりますが、友人の結婚式の場合は「5万~7万円」を包むのが一般的とされています。
また、ゼクシィでは「夫婦で3万円を包むのはよほどの事情がない限り避けるべきだ」としています。夫婦でその金額だと、2人分の飲食代も賄えず、新郎新婦に負担をかけてしまうことになりかねないためです。
よって今回のケースでの「夫婦でご祝儀が3万円」というのは、マナー違反だといえる可能性があります。
ご祝儀が少なかった場合の対応方法
ご祝儀はお祝いの気持ちを表すものであり、金額が必ずしも決められているわけではありません。
とはいえ一般的なご祝儀の相場を包んでもらえなかった場合、常識に欠けていると感じ、友人夫婦との関係を見直そうかと考える人もいるかもしれません。来てくれるゲストのことを思って頑張って結婚式を準備してきたからこそ、ご祝儀が少ないことに対して悲しみを抱いてしまうのは無理もないかもしれません。
しかし、相手との関係をこれからも続けていきたい場合は、今回のご祝儀のことを伝えるのは避けたほうがよいでしょう。
気持ちの切り替え方として「直近で入り用の用事が重なってしまったためご祝儀が十分包めなかったのだと考える」「日頃お世話になっていることを思い出す」といった方法があります。
夫婦2人で友人の結婚式に参加する場合は「5万円」が一般的
夫婦で友人の結婚式に参加するときには「5万円」を包むのが一般的であり、5万円を下回ってしまうとマナー違反になる可能性があることを解説しました。
とはいえ、ご祝儀はお祝いであり、金額が定められているわけではありません。ご祝儀が少ないのがショックで相手との関係が続けられないと感じるのであれば、無理に付き合う必要もないでしょう。
相手とこれからもどのように付き合っていきたいのかによって、対応方法を考えてみるとよいでしょう。
出典
楽婚の花嫁サロン 結婚式のご祝儀は多かった?少なかった?先輩カップルに大調査!
ゼクシィ 結婚式に“夫婦で”出席!ご祝儀の金額&ご祝儀袋の書き方はどうする?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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