ネットでも簡単に買える「モペット」。公道で走らせるためには初期費用が発生するって本当?

配信日: 2024.12.11

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ネットでも簡単に買える「モペット」。公道で走らせるためには初期費用が発生するって本当?
昨今では、移動手段の一つとしてモペットを選ぶ人もいるようです。ネットでも簡単に購入できる手軽さもあるようですが、公道で走らせるためには初期費用がかかると聞いたことがある人もいるでしょう。
 
今回はモペットがどのような区分で扱われるかとあわせて、公道で走らせる際にかかる費用をまとめました。手続きを怠った場合や違反時の罰金・反則金もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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モペットとは?

モペットは電動自転車に似た見た目の乗り物です。フル電動自転車と呼ばれることもあり、人の力がなくても走行できるかの部分で車両区分が異なります。
 
モペットはモーターのみでの走行が可能となっていることから、「原動機付自転車」に分類されます。ペダルをこぐかどうかにかかわらず、原動機付自転車の運転とみなされるため、注意しましょう。
 
モペットで公道を走行するには、ナンバープレートの取得が必要です。そのほか、原動機付自転車の運転条件を満たす必要があり、これらを満たしていない場合は走行そのものが認められません。
 

モペットを公道で走らせる際にかかる費用

モペットを公道で走らせるためには、各種手続きが必要になります。まず必要になってくるのは、自賠責保険への加入費用です。原動機付自転車の自賠責保険料は24ヶ月で8560円となり、加入していない場合は懲役や罰金の対象となります。
 
そのほかには、ナンバープレートの交付費用も支払わなければなりません。ナンバープレートの種類によって金額は異なりますが、一般ナンバーの場合は660円で取得可能です。
 
また、モペットに乗る際はヘルメットの装着が義務付けられています。価格はメーカーや作りによって異なるようですが、1万円前後が目安になるようです。
 
なお、モペットは自転車ではないため、バイク用のヘルメットが必要とされています。この部分を誤ると違反の可能性が出るだけではなく、安全性にも問題が生じるおそれがあるため、注意してください。
 

モペットを公道で走らせるための手続きを怠った場合の罰金・反則金

モペットを公道で走らせるには、自賠責保険への加入やナンバープレートの取得が必要です。
 
自賠責保険に加入していない場合は事故の有無に関係なく1年以下の懲役または50万円以下の罰金、ナンバープレートを取り付けていない場合は5000円以下の反則金もしくは5万円以下の罰金が科されます。
 
さらにモペットは二人乗りが禁止されているため、仮に二人乗りした場合は違反扱いとなってしまうようです。この場合の反則金は5000円と定められています。
 
ヘルメットをかぶらずに走行した場合、反則金は課されないようですが、違反点数は1点加算されるようです。ヘルメットは自身の安全を守るものでもあるため、必ず着用するようにしましょう。
 

モペットは原動機付自転車に区分されるため、ナンバープレート取得や自賠責保険加入などの初期費用が発生する

モペットはネットでも簡単に購入できますが、車両区分としては原動機付自転車に区分されます。そのため、適切な手続きをしなければ、そもそも公道で乗ることはできません。
 
具体的にはナンバープレートの取得や自賠責保険加入などの手続きがあげられ、これらには初期費用が発生します。
 
また、モペットに乗る場合はヘルメットの装着が義務付けられています。どのヘルメットを購入するかにもよりますが、金額の目安は1万円前後となるでしょう。このとき、必ずバイク用のヘルメットを選ぶようにしてください。
 
仮に手続きを怠った場合や違反を犯した場合は、原付と同じ罰金や反則金が適用されます。このような部分も理解したうえで、正しくモペットを利用するようにしましょう。
 

出典

国土交通省 もしも、自賠責保険・共済に加入していないと
警視庁 特定小型原動機付自転車に関する交通ルール等について
秋田県警察 厚底靴等での運転・ミニバイク等のナンバーナシ、折り曲げは違反です。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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