車のドアが隣の車に当たってしまった…!修理費用はどのくらい?知っておきたい対処法
配信日: 2024.12.11
今回は、駐車場で車のドアが隣の車に当たってしまったときはどうすればよいかをまとめました。車のドアを修理する際の費用目安やドアパンチを防ぐ方法もご紹介していますので、あわせて参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
目次
駐車場で車のドアが隣の車に当たってしまったときはどうすればよい?
駐車場で車のドアが隣の車に当たってしまったときは、まず車の持ち主へ報告しましょう。その後、警察への連絡が必要になるとされています。このときに必要な情報は、以下の通りです。
●被害を与えてしまった車の持ち主の氏名、住所、連絡先
●相手の車のナンバープレート
車のドアが隣の車に当たってしまった場合、物損事故として取り扱われると考えられます。そのため、任意保険に加入している場合は、保険会社への連絡も忘れないようにしましょう。
当事者同士の話し合いによる示談などで解決する方法もありますが、トラブルにつながる可能性があります。そのため、破損部位を撮影して保険会社を通して示談交渉を行う方が安心です。
仮に持ち主や警察へ連絡せずに立ち去った場合、当て逃げとして扱われるおそれもあります。道路交通法では報告義務違反に該当するため、3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金が科されることもあるようです。
車のドアを修理する際の費用目安
車のドアを修理する際の費用目安は、傷の大きさやへこみ具合によって異なるとされています。一般的な目安ではありますが、ドアの修理代は平均で3万円になるようです。ただしこの金額は比較的小さなへこみの場合であり、範囲が広い場合は、修理代も高額になるため、注意しましょう。
なお、過失割合についてはぶつけた側が10割となるようです。これは相手の車が動いていないことが関係しており、よほどのことがない限りは、全額負担が原則と考えられています。ただし、相手が意味もなくドアを開けっぱなしにしていた場合や、必要以上に自身の車に寄せて駐車していた場合は、ぶつけられた側にも過失が生まれるようです。
また、加入している保険を利用する場合、保険等級が下がってしまう可能性が高いでしょう。この場合、一時的に保険料が高くなってしまう点は、必ず覚えておきましょう。
駐車場で車のドアが当たること(ドアパンチ)を防ぐ方法
車のドアが当たることをドアパンチといいます。ドアパンチを防ぐには、駐車場のスペースに気を付けるとよいでしょう。できるだけ隣に車が停まっていないスペースを選ぶようにすれば、ドアパンチのリスクを軽減できます。
また、強風の日は風下に車を停めないようにするのも、効果的な対策方法となるようです。風にドアが煽られてしまうことを防げるため、隣の車にドアが当たるリスクを回避できるでしょう。
あわせて、ドアパンチを防止するグッズを用いるのも効果的と考えられます。ディーラーオプションとして選択できるほか、あとからカー用品店やネット通販でも購入できるため、不安であれば検討してみてもよいかもしれません。
車のドアが隣の車に当たってしまった際の修理費用目安は3万円程度と考えられる
車のドアが隣の車に当たってしまった場合、修理費用を払わなければならないケースがあるかもしれません。このときに発生する修理費用の目安は3万円程度と考えられています。ただし、傷が大きかったりへこみが深かったりすると、高額な修理費用が発生することもあるため、注意しましょう。
また、車のドアが隣の車に当たってしまった場合は必ず持ち主と警察へ連絡してください。連絡せずにその場を離れてしまうと、当て逃げと判断されて、罰則が科される可能性が高いです。
ドアパンチを防ぐ方法は、さまざまなものがあるとされています。駐車場所やドアの開閉などで気を付けられる部分もあるため、できるだけ隣の車に当たってしまうリスクを避けて駐車するようにしましょう。
出典
デジタル庁 e-Gov法令検索 道路交通法(昭和三十五年法律第百五号)第八章 罰則 第百十九条
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー