スノボ旅行の帰りに「チェーン規制」…スタッドレスタイヤを履いていれば問題ない?
配信日: 2024.12.11
そのような中で降雪が多いと「チェーン規制」が行われる場面に遭遇することもありますが、スタッドレスタイヤを履いていれば問題ないかが気になる人もいるかもしれません。
今回はチェーン規制の概要とあわせて、スタッドレスタイヤを履いていれば装着が不要かをまとめました。違反時の罰則やの装着方法もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
目次
チェーン規制とは
チェーン規制は、おもに大雪特別警報や大量の降雪のおそれなどがある場合に実施されます。急勾配のある峠や雪の影響で過去に通行止めが起こった場所が対象となり、その中でもチェーンが着脱できる場所や規制解除までの待機区間がある場所で実施されます。
チェーン規制の目的は、積雪による通行止め時間を短くすることです。タイヤチェーンの装着によって通行を認めるようにすれば、渋滞や規制の時間を短縮できるでしょう。なお、規制が行われている場合は該当区間の直前で装着の有無をチェックされます。
スタッドレスタイヤを履いていればチェーンを装着しなくても問題ない?
スタッドレスタイヤを履いている場合も、規制が行われている場合は、チェーンの装着が必須です。
大雪時に立ち往生してしまった事例もあるようで、仮にこの道をふさいでしまった場合、その後の通行に支障をきたす可能性は十分に考えられます。そのほかにも、四輪駆動車が規制対象となることもあるようです。
これは二輪駆動車に比べて制動距離が延びてしまう傾向にあることが関係しており、とくにブレーキが効きにくいとされている雪道の下り坂では危険がともなうこともあるでしょう。このことから規制時は、どのような状況であったとしても、装着が必要になると考えられます。
チェーン規制に違反した際の罰則
チェーン規制に違反して雪道を走行した場合、通行禁止帯を走行したのと同じ扱いになるようです。道路交通法に違反し、5万円以下の罰金が科される可能性があります。また、通行禁止違反に適用される反則金は、以下の通りです。
・大型車:9000円
・普通車:7000円
・二輪車:6000円
・小型特殊車/原付車:5000円
なお、チェーン規制によって適用される罰則は、あくまで検査員の指示に従わなかった場合のみとなるようです。仮にチェーンを所有しておらずに通行できなかった場合、規制解除までその場で待機するか、来た道を戻るのであれば問題はないとされています。
タイヤチェーンの装着方法
タイヤチェーンは、おもに金属タイプ・ゴムタイプ・樹脂タイプ・布製カバータイプの4つがあるようです。自動車用品店などで販売されているものであれば特段問題にはなりませんが、スプレータイプのものでは通行が認められないため、注意しましょう。
タイヤチェーンの装着方法は、車の種類や駆動方式によって異なります。基本的には駆動輪に装着することとなり、FF車(前輪駆動)は前輪、FR車(後輪駆動)は後輪に装着すれば問題はありません。
なお、4WDの場合は前輪もしくは後輪のどちらか装着すれば通行が認められます。すべてのタイヤに装着が必要になるわけではない点は、覚えておくとよいでしょう。
チェーン規制の際はスタッドレスタイヤを履いていてもタイヤチェーンの装着が必要になる
チェーン規制は、大雪特別警報や大量の降雪のおそれなどがある場合に行われる規制です。この規制が出た場合、スタッドレスタイヤを履いていてもタイヤチェーンを装着しなければ、該当の区間は走行できません。
チェーン規制に違反した際の罰則は、5万円以下の罰金と定められています。しかし、実際には検査員によって通行の可否が確認されるため、違反につながるケースはほとんどないでしょう。降雪地域にいく場合は、念のため用意しておくと安心です。
出典
警視庁 反則行為の種別及び反則金一覧表
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー