車のバッテリー交換で友人から勧められた「リビルトパーツ」。確かに純正よりは安く済みそうですが性能は問題ないでしょうか?

配信日: 2024.12.11

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車のバッテリー交換で友人から勧められた「リビルトパーツ」。確かに純正よりは安く済みそうですが性能は問題ないでしょうか?
車のパーツ交換を考えるときには、なるべく費用を抑えたいと考える方は多いでしょう。その際「リビルトパーツ」は純正のパーツよりも手頃な価格で修理できると聞いたことがある方もいるかもしれません。
 
今回は、リビルトパーツのメリットやデメリット、リサイクルパーツとの違いを解説します。純正品との料金比較もしているので、交換を検討している方はぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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リビルトパーツとは?

リビルトパーツとは、廃車となった車から使用済みの部品を取り出し、分解や洗浄、修理などメンテナンスを施し、新品に近い状態で再構築された自動車部品のこととされています。
 
本来、廃棄物となっていた部品を再利用して作られるため環境への影響が少なく、経済的な選択肢としても注目されているようです。代表的なリビルトパーツは、ドアミラー、エンジン、ブレーキなどです。
 

リサイクルパーツとの違い

リサイクルパーツは、基本的に廃車などから取り出した部品をそのまま販売したもののことをいいます。厳しい品質チェックを経てメンテナンスされたリビルトパーツの方が、新品に近い品質が期待でき、より長く使用できるでしょう。
 
どちらも純正品と比べ低価格な場合が多いようですが、リサイクルパーツの方が初期投資が少なく済むため、短期間での利用や一時的な利用を前提とした場合には適しています。リビルトパーツとリサイクルパーツ、どちらが長期的に見てお得か検討してから購入することが大切です。
 
リビルトパーツとリサイクルパーツはどちらも、廃棄物の削減や環境負荷の軽減を期待できます。しかし、リサイクルパーツは消耗頻度が上がることで環境への負荷が増す可能性もあります。リビルトパーツを活用した方が、より有意義に環境保全ができるでしょう。
 

リビルトパーツのメリット・デメリット

リビルトパーツのメリット・デメリットはおもに以下の通りです。
 

【メリット】

・純正品に比べて手頃な価格の場合が多い
・高精度の検査を行うため品質が高い
・環境に優しい

 
リビルトパーツは新品ではありませんが、十分な機能を持っており、より低価格で提供されるので費用を抑える効果も期待できます。また、本来廃棄されていた利用可能なパーツを再利用しているため、環境にも優しい取り組みといえます。
 

【デメリット】

・故障した場合、現品修理しかできない
・品質が安定していない場合がある
・部品によっては在庫が少なくすぐに手に入らない

 
リビルトパーツは、品質にばらつきが見られる可能性があるため、購入する際には信頼できるメーカーや販売店を選ぶことが大切です。また、可能であれば実物を見て適切に修復されているかも確認しましょう。
 

純正品と比べてどのくらい節約になるのか

今回は車のバッテリーのリビルトパーツと純正品の料金を比較します。なお、車種や保証内容、販売店などによっても料金は異なるので、あくまで参考にしてください。
 
ある自動車メーカーのA車の純正バッテリーに交換した場合の費用は、18万8000円のようです。1年保証(1万5000キロメートル)のリビルトパーツに交換した場合は10万8000円、2年保証(4万キロメートル)の場合は15万8000円のようなので、3〜8万円程度節約になる可能性があります。
 
上記の料金に加えて工賃がかかるようなので、交換を検討している方はあらかじめ修理会社に料金の見積もりをしてもらうことがおすすめです。
 

リビルトパーツは費用をおさえながらも高品質。純正品と比べ、3〜8万円程度節約できる可能性も

「リビルトパーツ」は、厳しい品質チェックを経てメンテナンスされた自動車の中古部品のことをいい、純正品に近い品質が期待できます。純正品に比べて低価格な場合が多く、環境にも優しいため、近年注目されている交換部品のようです。
 
車種や変更する部品、販売店などによっても異なりますが、バッテリーの場合、純正品と比べて3〜8万円程度安くなる可能性もあります。
 
なお、リビルトパーツは品質にばらつきが見られる可能性もあるため、購入する際には信頼できるメーカーや販売店を利用しましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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