今の車に乗り始めて「7年目」になります。3回目の車検前に買い替えたいのですが、おすすめの時期はいつ頃でしょうか?
配信日: 2024.12.14
しかし、自分にとっての買い替えにベストな時期はいつなのか、迷ってしまうこともあるでしょう。本記事では、本当に車の買い替えは車検前がおすすめのタイミングなのかについて詳しく解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
車検とは
車検とは、車の安全性の確保と環境保護を目的とした、法律に基づき定期的に点検整備を行うことを指します。乗用車の場合、初回の車検は3年後、その後は2年ごとに受けることが義務付けられています。
車検は、有効期限の1ヶ月前から受けることができ、期限を過ぎると車検切れとなり、公道での走行は違法になります。車検は必ず期限内に受けるようにしましょう。また、新車登録から10年が経過しても、車検の有効期間は変更されません。
3回目の車検が「節目」といわれる理由
車検は、新車登録から3年後に初めて実施され、その後は2年ごとに行われます。特に、5年目の2回目や7年目の3回目の車検を迎える前に、買い替えを検討する人が多いようです。
3回目の車検が近づくと、使用状況によっては走行距離が10万キロメートルを超えることがあり、整備やメンテナンスが必要となるケースが増えてきます。
消耗品の交換に加え、タイヤや長期使用による部品交換が必要になることも少なくありません。さらに、7年目以降になると故障のリスクが高まり、予想外に修理費用がかさむ可能性もあります。
一般社団法人日本自動車工業会(JAMA)が実施した「2023年度 乗用車市場動向調査」によると、乗用車の平均保有期間は7.2年であり、10年以上保有される車は全体の2割強です。前保有車の平均保有期間は新車で7.7年、中古車で6.2年と、所有期間に差が見られます。
車両が6年目または7年目に差し掛かる時点は、3回目の車検が車両の節目となることが多いです。車検を受ける前に手放すことで、高いリセールバリューを維持できるメリットがありますが、タイミングを逃すと車検費用や部品交換費用、さらには税金の負担が増え、結果的に出費がかさむ可能性もあるため注意が必要です。
車検前の買い替えで得られる経済的なメリット
車検前のタイミングで車を買い替えることは、経済的なメリットが非常に大きい選択肢です。具体的にどのようなメリットがあるのか、以下で詳しく見ていきましょう。
車検費用を節約できる
車検費用は、車両の大きさや年式によって異なりますが、一般的に普通車で10~15万円程度かかります。この費用を、新たな車の購入資金に充てられるのは大きなメリットです。
車検の手間がなくなる
車検を受けるためには、複数の車検業者から見積もりを取ったり、予約を入れたりなどさまざまな手続きが必要となります。これらの手間を省けるのも、車検前に買い替えるメリットの一つです。
短期間での車検費用の支払いを避けられる
中古車を購入する場合、残りの車検期間が短いことがあります。このような場合、すぐに車検を受ける必要があり、短期間に2度も車検費用がかかってしまう可能性があるのです。車検前のタイミングで買い替えることで、このような二重の費用負担を回避できます。
車検後に車を買い替えるケース
通常、車を買い替えるタイミングとしては、車検前が最適とされています。ただし、車検後に買い替えるケースも少なくありません。車検を通したばかりの車は、査定額が上がる可能性があるためです。
車検の有効期間が長く残っているほど、その影響は大きくなることが期待できます。また、納得いく新しい車が見つからなかったり、購入予定の車の納車が遅れたりした結果、やむを得ず車検を受けることも想定されます。
さらに、経済状況やライフスタイルの変化などによって、売却のタイミングが予定より遅れることもあるでしょう。これらの状況を踏まえたうえで、自分にとって最適なタイミングを見極めが重要です。
車の買い替えのタイミングはライフスタイルや経済状況を重視しよう
3回目の車検を迎える前に買い替える理由として、整備や消耗品の交換に伴う費用増加や、故障のリスクが高まることが挙げられます。また、車検前に買い替えることで、手続きの手間を省き、短期間での車検費用の支払いを避けられます。
一方、車検後に買い替える場合も、査定額が上がる可能性があるため、売却のタイミングを見極めることが重要です。思うように新しい車が見つからず、やむなく車検を受けるケースもあります。
買い替えは、自分のライフスタイルや経済状況を考慮しながら、計画的行うことが大切です。
出典
一般財団法人自動車検査登録情報協会 平均車齢
一般社団法人日本自動車工業会(JAMA) 2023年度乗用車市場動向調査について
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー