更新日: 2021.04.05 キャッシュレス

現金主義とおさらば!キャッシュレス化でお得に生活!

執筆者 : 藤山優里

現金主義とおさらば!キャッシュレス化でお得に生活!
現在、日本でクレジットカードやデビットカード、交通系電子マネーなどのキャッシュレスでの支払い方法を用いている方は、世界の先進国からみても非常に少ない状況です。
 
しかし、実は現金を用いない方法(キャッシュレス)を上手に利用することによって、現金だけで生活するよりもお得に生活することができます。国が力を挙げて取り組んでいる「キャッシュレス化」。単純にポイントというお得だけでなく、さまざまな特典がありますのでみてみましょう。
 
藤山優里

執筆者:藤山優里(ふじやま ゆうり)

2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP、第一種証券外務員

防衛大学校卒業後、海上自衛隊に入隊するが、体調悪化のため退職。

退職後、自身のお金に関する知識がないことに危機感を持ちFPの勉強を始める。

現在は保険の見直し業務や転職支援などを通して、ライフプランのトータルサポートを行っている。
https://www.kura-so.com/

日本のキャッシュレス比率は約20%、キャッシュレス後進国!

日本でのキャッシュレスでの支払い比率は、世界の先進国をみても非常に低いようです。その比率は「18.4%」。アメリカや韓国、中国では日本の倍以上で、40%を超えています。日本は典型的な「キャッシュレス後進国」となっているのです。
 

 
なぜ、日本ではキャッシュレス化が進まないのでしょうか。
 
キャッシュレス化を進めていくためには、お店側にキャッシュレスで支払いができる端末を導入しなければなりません。また、客がキャッシュレスで支払いをした場合、お店はその売り上げの一部をカード会社などに支払わなければならないことが、大きな要因と言われています。
 
現在、日本では2027年(約10年後)までにキャッシュレス比率をアメリカとほぼ同じ水準である40%に到達させるために、対策を打っています。
 

現金主義の方が損?

キャッシュレス化を進めていくことは、私たち消費者にとってもメリットがあります。その一番のメリットは「ポイント」です。分かり切ったお話ではありますが、ポイント還元率1%のクレジットカード(入会金・年会費無料)と現金で、1万円の買い物をしたと仮定します。
 
(1)カードの場合
カードの場合は、1万円の買い物をするとその1%つまり「100円分のポイント」が付与されます。よって、実質1万円で1万100円の買い物ができるということです。
 
(2)現金の場合
現金の場合は、ポイントは付与されず1万円では1万円のものしか購入できません。
 
よって、現金で購入すればするほど損をするということになってしまいます。また、カードのなかでも電子マネーのオートチャージ機能を利用すると、電子マネーとオートチャージ分のクレジットカードのポイントの、「二重取り」ができてさらにお得になります。
 

 

ポイント以外にも利点?

何かとポイントばかりが注目されるクレジットカードなどのキャッシュレス決済ですが、実はそれ以外にもたくさんの利点があります。
 
具体的には以下のようなメリットも考えられます。
 
〇銀行へ現金を下ろしに行く回数が減る
→時間の効率化や利用手数料がかからなくなる
 
〇現金を多く持ち歩かなくてもよくなる
→犯罪の防止や荷物を少なくできる。また、硬貨がお財布の中で多くなることを防ぐことができる
 
〇ポイント以外のさまざまなキャンペーンなどもあり、お得に生活できる可能性が増える
 
クレジットカードを持つことに抵抗のある方もいらっしゃるかとは思いますが、現代では使い過ぎを防止するために、カードを使ったら銀行口座から即座に引落ができる「デビットカード」もあります。
 
賃金も伸び悩み、物価が上昇している今だからこそ、キャッシュレス化を進めて、お得に生活していくことが重要なのではないかと考えます。
 
出典:経済産業省「キャッシュレス・ビジョン」
 
執筆者:藤山優里(ふじやま ゆうり)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP、第一種証券外務員
 

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