マイカーをMAZDA「CX-80」に買い替えようとしている夫。世帯年収「380万円」のわが家でも買えるのでしょうか?

配信日: 2024.12.19

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マイカーをMAZDA「CX-80」に買い替えようとしている夫。世帯年収「380万円」のわが家でも買えるのでしょうか?
家族の移動手段として、マイカーを所有する人は少なくありません。公共交通機関と比較すると利便性は高いですが、その反面で本体の購入費、購入後の維持費など多くの経済的負担が発生する可能性があります。そのため、公共交通機関が容易に活用できる都市部では、車が必要なときだけレンタカーで済ます人も少なくないでしょう。
 
しかし家族構成によっては、5人以上乗れる自動車が必需品である場合や、欲しいと考えるようになることもあるかもしれません。本記事では、世帯年収380万円の場合、MAZDAのCX-80が購入可能なのか解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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CX-80を新車で買うといくら必要?

CX-80の新車価格は、グレードやオプションの有無により変化するものの、ベースグレードである「XD(ディーゼル車2WD)」であれば本体価格は394万3500円、中間グレードの「XD L Package」は477万9500円です。
 
また、最高グレードの「XD Exclusive Mode」の場合507万1000円であり、ディーゼルハイブリッドモデルの最高グレードの「XD-HYBRID Premium Modern」であれば、632万5000円となっています。
 
なお、プラグインハイブリッドモデルも用意されており、CX-80の価格帯は400万円から640万円程度が目安です。
 

フルローンで購入する場合の返済額は?

ベースグレードのXDをオプションなど何もつけずに購入した場合、諸費用込みで408万3780円かかるため、次の条件でマツダクレジットの「返済回数指定」プランを利用して契約するとします。

●借入金額:408万3780円
●頭金:なし
●ボーナス返済:なし
●返済回数:84回(シミュレーション上最長)
●金利:2.99%(マツダスカイプラン同等)

この場合、毎月の返済額は、5万3941円、年間返済額は64万7292円となり、分割支払い合計金は453万1077円です。
 

車両購入費用以外に維持費も必要になる

自動車を所有する場合、本体や初期費用とは別に、ガソリン代やメンテナンス代、駐車場代、自動車保険などの維持費も必要です。ソニー損保の「2024年全国カーライフ実態調査」によると、「SUV・クロカン」の1ヶ月あたりの維持費平均額は、1万6000円となっています。
 
自動車ローンの返済額と合算すると、毎月必要となる費用は、7万2137円です。また自動車税も年に1回発生しますが、ベースグレードのXDは3.283リットルのため、5万7000円(車検証の初度登録年月が2019年10月以降の自家用車の場合)が必要となります。
 

世帯年収「380万円」でCX-80は購入できるか

世帯年収380万円でCX-80を購入するのは、難しいといえるでしょう。
 
年収1000万円未満の場合、手取りの割合は70〜80%といわれています。380万円の世帯年収の場合、80%あった場合で304万円(月額約25万円)です。
 
仮に家賃6万円の住居に住んでいると仮定した場合、車の維持費込みで固定費として約13万円は必要になり、収入の半分以上が家賃と車に必要になる計算です。
 
総務省統計局「家計調査報告 家計収支編2023年(令和5年)平均結果の概要」のデータによると、二人以上の世帯の消費支出は、平均で29万3997円となり、その中に「自動車等関係費」として2万5316円が含まれています。これらの金額を差し引くと26万8684円となり、手取り月額約25万円の場合、支出が上回り赤字です。
 
このことから、不要な費用を切り詰めたとしても支払いは難しい可能性があります。
 

世帯年収380万円ではCX-80購入後の維持は難しいと考えられる

MAZDA CX-80は、世帯年収380万円で月額25万円の収入では、購入は難しいでしょう。購入時のローン契約をマツダクレジットではなく、金融機関などのマイカーローンを活用した場合、低金利や回数を延ばせる場合があります。
 
金利1.4%、120回まで可能な分割払いを利用した場合だと、月額3万7974円となり、この金額であれば、毎月の自動車ローンの金額を2万円は減らせますが、それでも手取り金額から考えると生活に影響は出てくるのではないでしょうか。
 
MAZDAの場合、さまざまなSUVを取り揃えています。CX-60のベースグレードである「25S S Package」の場合本体322万3000円で、諸費用込みで約350万円です。120回分割だと3万1272円となります。
 
CX-3のベースグレードは本体227万9200円となり、諸費用込みで250万となります。この場合、2万2337円が月々の支払額となり、CX-3であれば手が届くかもしれません。
 
無理な支払い計画で上級車を選択せず、無理なく支払いができる範囲でいろいろなラインアップから購入車両を検討してみましょう。
 

出典

ソニー損害保険株式会社 ソニー損保「2024年 全国カーライフ実態調査」
総務省統計局 家計調査報告 2023年(令和5年)平均結果の概要 P1より
マツダ株式会社 CX-80
兵庫県 自動車種別割 納める額 乗用車
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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