年末年始は「東京→大阪」へ家族4人で帰省! 新幹線代は1月6日を「有休」にすればどれだけ安くなりますか?「最繁忙期」との料金を比較

配信日: 2024.12.23

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年末年始は「東京→大阪」へ家族4人で帰省! 新幹線代は1月6日を「有休」にすればどれだけ安くなりますか?「最繁忙期」との料金を比較
年末年始のような繁忙期と閑散期の新幹線は、混雑具合だけでなく、料金にも違いがあることを知っていますか?
 
JRは日によって「繁忙期」や「閑散期」を設定し、新幹線の特急指定席料金を変動させています。2025年は1月5日が「最繁忙期」、1月6日が「閑散期」に入っており、帰宅日を変えるだけで料金が異なるのです。
 
本記事では、家族4人(大人2人、小学生2人)で新大阪から東京に戻る場合の料金の差額を詳しく見ていきます。
浜崎遥翔

執筆者:浜崎遥翔(はまさき はると)

2級ファイナンシャル・プランニング技能士

2025年1月5日と6日で特急指定席料金はいくら違う?

新幹線を利用するには乗車券と特急券の料金が必要です。新大阪駅から東京駅までの乗車券(のぞみ)料金は、大人8910円、子ども4450円で、混雑具合による変動はありません。
 
一方、新幹線の特急券の中でも指定席特急券は、「最繁忙期」や「閑散期」によって料金が変わります。新大阪から東京までの場合、「最繁忙期」の「のぞみ」特急指定席料金は大人6210円、子ども3100円です。1月5日に乗る場合、家族4人の合計料金は乗車券を合わせて4万5340円になります。
 
「閑散期」の「のぞみ」特急指定席料金は大人5610円、子ども2800円です。1月6日に帰る場合の家族4人分の料金は4万3540円となり、1800円の差が生じます。
 
なお、自由席を使う場合は「最繁忙期」でも「閑散期」でも特急料金に違いはありません。大人4960円、子ども2480円であるため、家族4人分の料金は乗車券を入れて4万1600円となり、1月5日の指定席料金と比べると3740円の差がつきます。
 
ただし、1月5日は「のぞみ」の全席が指定席のため、自由席を使うためには「ひかり」や「こだま」を選ぶ必要があります。年末年始の繁忙期は自由席の数が限られているため、座席が確保できない可能性が高いことに注意が必要です。もしひかりやこだまで席が確保できない場合、子連れで2時間半以上立ちっぱなしになってしまいます。
 

1月6日はぷらっとこだまでの節約もできる

のぞみの指定席を使う場合、1月5日を避けて1月6日にずらして節約できるのは、家族4人で1800円です。有給を取ったり、学校を休んだりする必要があることを考えると、大きな節約効果とはいえないかもしれません。
 
しかし、1月6日にはJR東海ツアーズが販売する「ぷらっとこだま」という格安プランを使えます。このプランは特急券と乗車券がセットになっており、大人1万1210円、子ども5770円と非常にお得です。家族4人分の合計は3万3960円となり、1月5日の指定席料金(4万5340円)と比べると1万1380円も安くなります。
 
「ぷらっとこだま」は1月5日には設定されていないため、1月6日を選ぶ大きな理由になるわけです。
 
デメリットは「のぞみ」では約2時間半で済む所要時間が、「こだま」では約4時間かかること。また、当日の購入や予約変更ができないこと、乗り遅れた場合は乗車券も含めて無効になる点にも注意が必要です。それでも、家族4人で1万円以上安くなるのは大きな魅力といえるでしょう。
 

節約と快適さを両立した新幹線選びを

今回紹介したように、新幹線代は混雑具合によって差が生まれます。ただし、1月5日とに6日を比較した場合、のぞみの指定席料金の差額は家族4人で1800円となり、節約効果は限定的です。
 
しかし、1月6日であれば格安プラン「ぷらっとこだま」を使うことで大きな節約ができますし、のぞみにも自由席が設定されるので、自由席を使った節約もしやすくなります。また、利用日を1月6日にずらすことで、混雑によるストレスを減らせることも魅力です。
 
とはいえ、帰宅日をずらすためには有給の取得や学校の欠席が必要となる場合があります。メリットとデメリットを比較し、バランスを取ることが大切です。
 

出典

JR東日本 シーズン別の指定席特急料金
JRおでかけネット 東海道・山陽新幹線各駅間の運賃・特急料金早見表
JR東海 東海道・山陽新幹線の時刻表 2024年11月20日から2025年2月28日 上り(鹿児島中央→新大阪→東京)
 
執筆者:浜崎遥翔
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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